天気:
風:北東 18kt 4:00~9:40
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≪気になっていたナベさんの髭を整えました≫
今日は3時起床・4時出航です。 関門海峡のときの失敗を教訓に、各自の目覚ましをタイムラグ制で設定して万全の態勢です。 2時半頃からゴソゴソ動き出し、3時には全員起床しEG起動、皆眠そうな顔・顔。
風は北西18ktまたも正面からです。 井口港近くの鼻栗瀬戸の汐止まりを9時30分前後と読み、そこまで約25M・5時間と見ての早立ちです。 日が昇るまでの2時間はまだまだ寒く、重ね着の上にオイルスキンを着て耐えています。 5時には太陽が顔を出し、ようやく世の中が温かさを取り戻してくれま
す。 8時を過ぎる頃には風も10kt近くまでに治まり、同時に気温も急上昇、あっと言う間に写真のような夏姿。 ホント体がついて行けません。 9時予定時刻に鼻栗瀬戸に到着。 ここはホントに狭い瀬戸、その上曲りくねっており港湾案内には、“可航幅は約100m両岸に岩があり、初航者は通らない方が良い”とまで書かれています、いやですねー。 その時です、後ろから大きな荷物を引いたタグボートがゆっくりと現れました。 速度は6kt程度、「シメタ、これは神様のお使いに違いない、この後に付いて瀬戸を渡ろう」と長谷川さんの提案に、全員「異議ナ~シ」。 この辺のチームワークはバッチリです。 瀬戸の入口で大きく一回転、タグボートの後ろにまわり込みます。 確かにプロは判っています。 港湾案内の指定通りに確実な変針を繰り返して、曲がりくねった瀬戸を通過して行きます。 キザッペもその後にピタリと付いて無事通過。 コバンザメ作戦大成功、神様有難う。
井口港は、以前は大変にぎやかな港だったようです。 大型カーフェリーの桟橋が真ん前にドーン、その脇に定期船の桟橋があります。 しかし、活気が感じられません。 聞けば本土と島々を結ぶ橋が出来たためフェリー航路は廃止、定期便も一日5便、観光客はバスで素通り、これでは商売が成り立ちません。 皆で働きかけて完成した橋が、思いもよらぬ結果を導いてしまった、と島の方は嘆いていました。 難しいものです。
キザッペは極楽トンボ、定期船桟橋の反対側に係留許可を頂き、良かった・ヨカッタ。 早速、以前から気になっていたナベさんの髭にハサミを入れ、形を整えてみました。 始めは渋っていましたが、終わってみれば御満足頂いたようです。
このあと秋庭さんが大活躍。 「スクリューに細いロープが巻きついている様です」とのナベさんからの報告、「藻取りのカマ付き棒で取れそうですか?」、「無理でしょう」。 ウーンこれは厄介な事になりそう。 その時、「潜りますよ」とごく普通の調子で秋庭さんが申し出てくれました。 「有難う、ドライスーツを用意しましょう」「いえ、取りあえずこのままやって見ますよ、冷たかったらお願いします」全然大騒ぎをしません。 見る間にラダーを下ろし、波刃のナイフを片手に海の中へスッ。 「これでしたよ」と8mm程のナイロンロープ1m・2本をコックピットに放り投げ、続いて海から上がって来ました。 潜りますと言ってからこの間、10分と経過していません。 手際の良さもさる事ながら、60歳目前でこの季節に躊躇なく海に潜れる精神力・体力に脱帽です。 全員改めてロープを見ます、知らずに航海を続けていたらこのロープが摩擦で溶け、カットレスに食い込み、スクリュー系に大きな被害が出ていたことでしょう。 ナベさん・秋庭さん有難う。
昨日のTELで3時頃の約束で、小田さんとここでミーテングの予定です。 4時小田さんの愛艇“豊容(ファー36)”が姿を表しました。 今でも堂々とした風格のある往年の名レーサーです。 逆汐に苦しめられての航海だったそうです。 メンバーが揃ったところで、徒歩15分の温泉施設へ、みんなでドボーン。 ここ井口での水・トイレは旧フェリー待合所が解放されています。 買い物徒歩10分で小さなスーパー、GSは目の前、コインランドリーを探しましたが、こちらはナシ。 全体的には、桟橋が使える限り、最高の泊地です。 今夜も長谷川さんのリサーチで美人ママ(?)のいる店での美味しい料理が待っています。
ナベさんのひとり言: 早起き、お仕事(航海)、炊事、洗濯…大忙しの一日よ。 でも夜はご褒美アリ。