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2008年7月28日 (月)

瀬戸内海 航海を終えて

≪本日最終日≫ 

昨日で航海は終わりました。 今日はこの航海を支えてくれた、一番の功労者に感謝する日です。 航海中一度も大きなトラブルを起こさず、出発時のあの大荒れの波を風を切り進み、強烈な日差しの凪の海では長時間の機走に耐え、全航程を通じて我々を守ってくれた“キザッペ”。 今日一日かけて船内・船外をピカピカにしてその苦労に報いる事としました。 

 とは言ってもアツイ、熱中症の恐怖と闘いながらの作業です。 こP7280051こでもナベさんの心配り、定期的に水分が支給され、強制的に飲まされます。 一番の難作業はハルに付いたゴム跡の取り除き。 岸壁横付け時に擦り付けられた物です。 楢橋さんと長谷川さんがテンダーに乗って海上から取り除きますが、足場(?)が不安定でウマく力が入りません。 炎天下での2人の悪戦苦闘の末、ハルはピカピカに再生されました(船齢相応に…)。

 日に干したマットを取り込み、私物を車に積み込み、キザッペを定位置のバースに繋留し終わって17時過ぎ。 いよいよ解散です。 「お疲れさまでした」・「お世話になりました」お互いに思いを込めて手を握ります。  

 ナベさんの御挨拶 今回の旅は私の新しい一面を引き出して頂いた航海でした。 有難うございました。

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 健康に不安を抱えながらの出港でしたが、無事航海を完遂できました。 ホームポートで留守を守ってくれた方、行く先々で航海を支えて切れた方、思いもかけない出会いで楽しい思い出を作ってくれた方、大歓迎で迎えてくれた方、ゲスト乗船し荒天の海を乗り切ってくれた方…。 沢山の方々のご好意に支えられて夢のような楽しい航海が出来ました。 有難うございました、心からお礼申し上げます。 

2008年7月27日 (日)

帰着しました

天気 sun  風 南 6kt

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 ≪最初に僚船アウローラとミーティングP7270044           

 出港以来80日ぶりの母港・横浜市民YHを目指します。

 8時80分三崎の舫いを解きます、うねりの無い穏やかな海面を南の風が流れています。 この航海最後のレグを飾るべく、ジブもメインも精一杯に張り出し、フルセールの帆走を楽しみます。 東京湾の入り口、観音崎灯台下で、出迎え艇“アウローラ”からTEL、双方の位置を確認し無事ミーティング成功。 

 ラットを握る魚住オーナーのガッシリした身体が確認できます。 大きな声で「ただいまー」「おかえりなさーい」を呼び交わし、無事帰還を喜び合います。 とろこで今日はハーバーの定例帆走練習日、レース形式で帆走技術の向上を図る目的で月例開催しています。 さらに今回は“キザッペ”が幹事艇です。 航海中の留守を預かるキザッペファミリーのリーダー・大石さんがレース委員長を務める事に。 当然キザッペファミリーの全5艇は全面協力・義務参加です。 そんなこんなでアウローラが代表してのお出迎えです。

 練習海面に近づくと、仲間の艇が上マークを廻るべく次々と切り上がって来ます。 キザッペはランニングしながら、すれ違う一艇・一艇と手を振り、声を交わして行きます。 最高の帰着セレモニーの感じです。 ファミリーの僚船“EARTHⅢ”の武内さんが帰着時間を指定してくれてのこと。 ここまで読んでいたとは誠に心憎い演出です。 

 13時20分、母港の舫いを取り、ハーバー事務所に挨拶を終え、まずはビールで乾杯。 互いの無事帰着を祝い合います。 レース組の帰港まではまだ間があります。 一休みのつもりが、ウトウトと心良い眠りに…。 気付けば4時過ぎ、レース組が次々と戻って来ます。 「瀬戸内海はどうだった?」との仲間の問いかけに、答えは一つ、「サイコーに楽しかったゾー」。 帰着報告はキザッペの船上です。 レースを終えたファミリーメンバーが次々とキザッペに集まって来ます。 乾杯が繰り返され、果てしがありません。 我々は今日は解散せずに全員キザッペに宿泊、明日の最終整備に備えます。 宴が終息し23時、皆バースに倒れ込みバタンキュー。

2008年7月26日 (土)

雪風のお出迎え 三崎→小網代沖→三崎

天気:sun  風:南 7kt  

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≪秋庭さんはまだ到着していませんが、三崎マグロの手巻き寿司で前夜祭です≫

P7260041  明日がクルージングの最終日です。 ここ三崎で僚船雪風の帰着祝を受けることになりました。 ミーティング場所は小網代沖11時、三崎の係留期限は9時まで、これを過ぎると当日分の料金徴収おじさんが来ます。 それ以前に逃げ出さなければなりません。

 8時半に舫いを解き、のんびりとセーリングがてら、途中まで雪風を出迎えに行きます。 港外は無風、時折南風が3m程で海面をなでています。 こちらも急ぐ旅ではありません、日よけのオーニングを張り出して海上を漂うこと2時間、薄靄の中から45Fの雪風の巨体が現れました。

 デッキには溢れんばかりの人が見えます、総勢16人もの方が出迎えてくれたそうです。 眼を凝らすと鋤柄さんの姿も見えます。 今日の企画は雪風の巨頭の一人、澤上さんが仕切ってくれました。 そこにもう一人の巨頭、鋤柄さんの参加を得て、いやがうえにも盛り上がります。 小網代沖はボート海水浴の名所、雪風からも水着美女が次々とラダーステップで海中へ、思わぬ目の保養です(これも沢上さんの仕掛けでしょうか、誠に結構でした)。 楽しい時間は3時まで、手を振り交わして其々のバースへ戻ります。 

 この時なんと、ナベさんが鋤柄さんをキザッペに拉致してしまいました。 最後の夜にはどうしても鋤柄さんに居て欲しいとかき口説いた様です。 さらに夜には秋庭さんも駆けつけるとの連絡が入っています。 今夜はただでは済みそうもありません。

 ナベさんのひとり言: 雪風の皆さんお出迎え有難うございました。 今日の相模湾、四海波穏やかにして、絶好の海水浴日和…善き哉。

2008年7月25日 (金)

神奈川・三崎港に帰る 大島波浮港→三崎港 28M

天気:sun  風:南 18kt  8:30~12:30

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≪海光丸とのツーショット、ちと見にくいですネ、拡大して下さい≫P7250040

 昨夜は大島丸も大型台船も帰って来ませんでした。 おかげで静かな夜を過ごせました。 今日はいよいよ神奈川県三浦三崎に帰ります。 5月10日小雨の中を入港して、2ヶ月半ぶりです。

 28Mの航程はゆっくりの8時出勤で始まります。 海況は南の風が18kt程度、白波があっちこっちに見えています。 強めの風が真追手、波高し…ワイルドジャイブの最も起きやすい条件です、誰もメインを揚げようとは言い出しません。 ジブとEG1,000回転で、6.5ktキープ、これ以上は高望みと言うものです。 無理はよしましょうと衆議一決、チームワークの良さ?が光ります。

 予定時間の13時を30分短縮しての三崎到着、バースの管理人が舫いを受けてくれます、係留料は2,500円安くはありませんネ。 

 昼食を終えて帰ると、キザッペの後ろに同じ横浜の“海光丸Ⅱ”が繋留されています。 オーナーの若林さんはⅠ世で還暦記念日本一周(http://www.lovercube.com/nobu/)を達成された方、キザッペの日本周遊の時には、沢山のアドバイスを頂いた大先輩です。 Ⅱ世の足慣らしで千葉~三崎を廻って帰路の途中でした。 ヨット談義に花が咲き、ひと時を過ごします。 あとは丘の上の銭湯に行くだけです。 明日は小網代湾で、江の島の“雪風”の「キレイどころ」と“帰着お祝会兼海水浴”、楽しみです

 ナベさんのひとり言: 医食同源、今日もおいしく頂く。 昼は冷やし中華・夜はうな丼。

2008年7月24日 (木)

最高の帆走日和 式根島野伏港→大島波浮港 25M

天気:sun  風:南東 18kt  6:30~11:30

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≪左から、楢橋・長谷川・渡部・奥原 全員極めて元気に飲んでいます036

 昨夜は久し振りで畳の上、ゆったりしすぎて、アルコールが進み過ぎた御人もいらしたようです。 それでも、さすがは前期高齢者集団、予定の5時過ぎには全員起床、宿にお願いしたおにぎりを抱えて、6時・キザッペに向かいます。 7時の出港予定を繰り上げ、6時半出港。 そろそろ港が朝一番の活気を取り戻す頃合い、釣り客を待つ遊魚船が元気にEGを鳴り響かせています。

 約25Mの航程は“フルセール”、潮と風に押されて対地7kt超のご機嫌航海。 昼前には一昨日出港した大島波浮港に到着。 例の大島丸は本日出港したばかり、今日は帰って来ないでしょう。 代わりに巨大な土砂のバラ積み船が横付けして荷役の真っ最中、岸壁中央を独占しております。 おかげでキザッペは、今日も一昨日と同じ隅っこにひっそりと係留。 これで大島丸が帰港したら、まるっきり一昨日と同じパターンです。P7240037 

 長谷川・楢橋組はバスで島の中心街・元町に島の経済状況調査(旨いもの探し)に赴きました。 これまで巡って来たどこの島も、出口の見えない不況に悩まされていました。 首都圏の大島はどんな状況なのでしょうか。 それなのにキザッペは本当に極楽トンボ、ただ・ただ、天気と風の心配だけで、あとはボケー。 まぁ、こんな暮らしが出来るのもあと数日です、お許し下さいお天道様。 

 ナベさんのひとり言: 日々新生、一日を爽やかに帆走り、気分朗らか。

2008年7月23日 (水)

チョコット移動で時間調整 新島港→式根島野伏港

天気:sun  風:南東 10kt  11:00~12:30

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≪泊浦・ここへ来てよかった…いい所です≫

P7230034  お隣式根島への航海、と言うよりも移動、であります。 せっかく時間を持て余しているのだから、水のキレイな式根島で海水浴を楽しもうという寸法です。 

 ご存知のようにここ式根島の表玄関・野伏港には外来船の繋留スペースは有りません。 本当に小さな港なのです。 ここは、横浜の僚船“EARTHⅢ”の武内さんに紹介いただき、“菊水旅館”(04992-7-0018)を予約、同時に旅館の持船に横抱きさせてもらう事に。 この辺の事情を知らずに入港して来たヨットが、キザッペの見ている前で港内を彷徨った挙句、ほかの港に入るべく港外に出て行きました、可哀そうに…。 

 菊水は港のすぐ上、港に一番近い旅館です。 チェックインが済めば即行動開始、ビーチに繰り出そうというのです。 年甲斐も無くホントに元気なフリが好きな皆さんP7230033_3です。 江戸の昔には避難港として知られた泊浦・海水浴場(徒歩10分)を目指し、炎天下をうなだれ、トボトボと並んで歩くさまは、さながら敗残兵の行進。

 日陰を拾いながら辿り着けば、泊浦は最高の海水浴場。 水の綺麗さ、穏やかさは写真では伝え切れません。 渡部・長谷川・楢橋の三人さんは、メガネ・シュノーケルを装着しての海底散歩で童心に還っています。 こちらはパラソルの陰でお留守番。 今日は旅館泊まり、畳の上です、振り返って見ればこの航海始めての外泊です。 大きな風呂に入って手足を伸ばし、揺れない寝床で伸び々として眠れます。 オヤスミナサイ。 

 ナベさんのひとり言: 持って来たお荷物、3ヶ月目で役に立った・シュノーケル。   

2008年7月22日 (火)

出港時のトラブル一転じて福となる 大島波浮港→新島本港 23M

天気:sun  風:南東 7kt  9:00~14:00

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≪新島は、外来プレジャーボート専用の船溜まりがあります。 混雑時以外はまず心配ありません≫

P7220032

 今日は出港時に大騒ぎ。 昨日の作業船の後に入港し、これまた岸壁を譲った大島水産高校の練習船大島丸が、キザッペの出港ルートを大きく邪魔しているのです。 漁船用の常設アンカーブイと大島丸の間を通って出る予定でしたが、この間隔が2・3mしか有りません。 これではスクリューにアンカーラインが絡まってしまい出港できません。

 早速、大島丸に交渉開始、担当は渡部・長谷川、最強コンビです。 こちらの要求は“大島丸からロープを出し、キザッペがスクリューを使わず安全にアンカーラインをクリア出来る所まで手動で曳き出してして欲しい”ということ。 長谷川さんは、気持ち良く岸壁を譲ったシーマンシップに対する当然の返礼、という立場で胸を張って交渉に臨みます。 これが乗り組み員の共感を得てか、無事交渉成立。 イヤー凄いですねー、ここまでやるとはオソロシイ…。 さっそくロープを渡し当直の船員総出でキザッペをソロソロと手渡し曳航開始。無事危険地帯を脱出。 「アリガトー」「気を付けてー」と大きく呼び交し帽子を振って清々しい気持ちでの出港です。

 海は平穏無事、波も風も有りません。 小さなうねりにユラユラとゆられて新島港へ到着。 港脇の外来プレジャーボート専用船溜りには、無人のスキュバーダイビング母船が一艘ポツンと係留していました。 キザッペ以外はヨットもボートも入って来ません。 静かな夜となりそうです…ン、これは“くさや”の焼ける匂い、静かな夜はお預けか。

 ナベさんのひとり言: 久し振りに海の男の友情を見た。 

                                                                           

2008年7月21日 (月)

波浮港も変わりました 妻良港→大島波浮港 38M

天気:sun  風:東 14kt  5:00~11:40

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≪連休中の混雑がウソのようにガラァ~ンとしています。当然ど真ん中に横付したのですが…≫

P7210030 昨夜さんざん悩んだ末、4時起床・5時出港に決定しました。 東風は午前中なら20kt(10m)までは吹き上がらないとの気象観測所の見込みを信じての決定です。

 眠い目をこすりながらの出港ですが、見込み通り海況は極めて穏やか、石廊崎をかわすまでほとんど無風状態、石廊を越えると10ktの東風が真正面から。 これではセールが揚がりません(またまた言い訳です)、機走でトコトコと波浮港を目指します。 途中神子元島沖で100艘を超えるビルフィッシュの疾走船団と遭遇し、圧倒的なパワフルな走りにただ驚くのみ。 海面上をジャンプする鰹の姿にも驚いたり、退屈はしませんでした。

 波浮港も年々かわってゆきますねー、入口の一文字防波堤がほぼ完成し、これまでの唯一の弱点だった南の強風への備えが強化されています。 ガラーンと空いた岸壁の真ん中に横付けしたところまでは良かったのですが、5時前にここに大型の作業船が帰ってくるので、移動して欲しいとの申し入れ。 「アイョー」と、ドタバタと移動して決着。 結局隅の方に……。 丘の上の風呂に入って気分直しとしましょう。

 ナベさんのひとり言: 昨夜は風が気になったが、心配は身の毒だった。

  

2008年7月20日 (日)

妻良に居座り2連伯

天気:sun  風:北東 12kt  なし

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 ≪カニさん舫いを切らないで!≫

025 昨夜港で唯一夕食の出来る、ダイビングショップの休憩所に行きました。 3連休で漁協も漁師さんもお休み、港の情報はここでしか手に入りません。 19時前、行けば店内は店長を中心に、地元の若者・モータークルーザーの外来者で大盛り上がり。 当然キザッペも話の輪に参加し、航海話に花が咲きました。

 ここで気になる話を聞きました。 以前にここを訪れたヨットのマナーが悪く、面倒を見たダイビングショップの店長の好意を甚だしく裏切ったそうです。 それ以来外来艇の世話はなるべく避けているそうです。 本当に困った人が居たものです、ヨット乗りの仲間とは思いたくありません。 せっかく頼りになる人がいるというのに…。 それでも「あなた達のような人なら、出来る限りのお助けはしますよ」と仰って下さいました。 一度落ちた信用、取り戻すには誠意を尽くした行動しかありません。 ここ妻良がヨット乗りの楽園になるよう、私たちも責任と節度ある行動をとる事を肝に銘じました。 

 それでは…、とすぐに甘えてしまうのがキザッペの可愛い(悪い)所、昼間しか使っていないダイビング用のシャワーを特別に点火して頂き、汗を流してさっぱりと。 ここには風呂屋は有りません、本当に助かりました。 生活環境情報:・水…漁協にお願い(有料) ・燃料…OK ・買い物…商店有り ・食事…昼食1軒、夕食前記 ・風呂…よろず屋“浜店”にお願いすれば先方の都合次第で可とのこと。

 それから、先日気になった港内での船の走りの件は、風が変わってからは落ち着きました。 こちらの気にし過ぎのようでした。 そんな具合で、店長とすっかりお友達になってしまい居心地の良くなったナベさん・長谷川さんの提案で、今日の下田行きは急きょ取り止め。 ここ妻良でノンビリ2連泊する事にしました(下田はビルフイッシュ大会で、係留する場所が無い状況だそうです)。 明日は大島波浮港を目指す予定ですが、東風が強くなりそうな気配、そうなると真向いから風を受けての航海になります。 さーて、どうするか思案中です。

 ナベさんのひとり言: 最終楽章に入りましたナ。

2008年7月19日 (土)

港の変貌に驚き 御前崎港→妻良港 27M

天気:sun  風:南西 3kt  8:30~14:00

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≪外港南側の岸壁です、後ろに見えるのが以前の船溜り≫

P7190023  今日駿河湾を越えれば伊豆半島です。 海況は波・風共に全く有りません。 周期の長い2~3mのうねりがゆった・ゆったと海面をゆすっています。 さざ波も立たず、まるで海全体がゴビの砂漠にでもなったような眺めです。 当然全レグこれ機走、日陰に身を寄せ合って暑さを避け、オートパイロット任せのグウタラ航海で駿河湾口を無事渡り切りました。 

 妻良港はしばらく目を離している内にすっかり変わりました。 以前の船溜りの外側に外港が完成しています。 入口も以前は正面から真っ直ぐでしたが、岸壁左端の黄色標識から大きく右に回り込み入港します。以前の船溜りは内港として地元船が岸壁を占領しており、外来船は外港に係留する事になります。 ここは今の所ガラ空きですが、少々岸壁が高いのと、若干、船が走リ、舫いに無理が掛りそうなのが気になります。 今夜一晩様子を見てみましょう。 港の生活環境調査はこの暑さでお休み。 

 天候の悪化による籠城を想定し、スケジュールを詰めてここまで急ぎ足で帰って来ました。 ここまで来れば、我が家の庭先とまではいきませんが、同じ町内に帰って来たようなものです。 25日(金)に三崎に入り、26日(土)昼に江ノ島の僚艇雪風とミーティング・帰着前夜祭。 翌27日(日)に横浜市民YHに帰港する予定は確定です。 従って、24日まで5日間はこれまでの貯金です。 関東も梅雨明けし、しばらくは天気も安定しそうですので、ここ伊豆付近の島を彷徨って見る事にしました。 明日は下田、次は大島波浮・新島・式根島?…優雅に風まかせです。

 ナベさんの独り言: 昔馴染みのこの港、一羽のカモメが流し眼で迎えてくれたような気がしたよ。

2008年7月18日 (金)

ローリングに悩まされての遠州灘越え 福田港→御前崎港 27M

天気:cloud  風:南西 15kt  7:00~11:30

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≪左側が製氷所、間違ってもこの前は係留禁止です≫

P7180019  本日遠州灘を無事越えました。 目覚めると空は曇天、風は南がほんの少し、昨日までとはまるで様子が違います。 それでも今日のレグは27M一息の距離です、皆リラックスした表情で出港します。

 港外・遠州灘にはうねりが押し寄せています、約3m程度で大したことは無いのですが、真横から襲って来ます。 艇は大きくローリングし船内の品物が床に散乱してしまいます。 セールを揚げて落ち着かせたいのですが、この揺れの中60代の老人集団にメインアップを号令するのはかなり勇気が要ります。 何しろ平地を歩いても危なっかしい021 集団ですから…。 そんな事でメインを諦めジブだけをファーラーから引き出します。 EGを1,500回転に落としての機帆走、それでも対地6ktをキープ、ローリングも大分楽になりました。 昨日までのカンカン照りの太陽光線の代わりに、時折弱い雨がパラパラと来ますが、カッパのお世話になるほどの事はありません。 10時過ぎ火力発電所の煙突を確認、続いて御前岩の標識を確認。 御前崎港はここからが長いのです。 御前岩を左に見て大きく回り込み、延々と続く岸壁に沿って北上、岸壁の先端を廻り込んでの入港です。 その後は一転、港内を南下します。 これが港内かと言うほどに南下した突き当り、右手の船溜まりが目的地。 右手に見える漁協の荷捌き場のマグロが目印です。 入って正面製氷所の前を避けた右左のあたりが、キザッペの定位置です。

 目の前に食事処“魚河岸”(10~14時・火休)が有り、ここで昼食。 風呂は有りません(以前利用していた関係者用の風呂はセコム対応・使用不可に)。 買物はコンビニ10分・水OK・夕食は南に17・8分レストランモール(3軒)。 今夜はそこで何にしましょうか。

 ナベさんのひとり言: どこの港に行っても旨いものだらけ? 腹八分に医者要らず…、心して食しましょう。

    

2008年7月17日 (木)

何も無いはづの港で、ドラマ有り 安乗港→福田港 52M

天気:sun  風:南西 18kt  6:00~15:20

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≪福田港のシンボルは、やはりこの建物でしょう≫

P5150040 いよいよ復路の関門遠州灘越、まずは中間の福田港まで進みます。

 6時出航、海況はのどかに北風が吹いています。 セーリングには打ってつけの風、今日もフルセールの出だしです。 案の定10時前には風が落ち、次第に南西にシフト、全く一昨日と同じパターンです…アツイョー。 眠気を誘うゆったりとしたうねりの中、我慢の機帆走が5時間余り続きます。 砂浜にテトラの影と白灯台がはっきりと見えて、福田港の入口を確認。 いつもの右奥の外来船岸壁に舫います。

 すぐに漁協職員、かわって警察官のご訪問、こちらの慣れた調子にあちらもあっさりとお引き取り。 ここ福田では鋤柄さんが下船します。 今回の航海では最後の乗艇でした、大ベテランの同乗を得ての安心航海もここまで。 母港横浜まであと一息、残りの航程も気を緩めずに頑張ります。 鋤柄さんを送りながら、健康福祉会館のお風呂へ(100円エコバスに乗りそこないタクシー1,800円、アーァ)。

 風呂あがり鋤柄さんをお見送り。 国道に出て港方面に7・8分、“食事何処・魚時”(55-2620)が有ります。 ここは福田付近では有名店、何しろ同業者があそこならと認めています。 大きな店ではありませんが、刺身定食・シラス丼・鰹刺身、どれも本物の味、値段も納得、人数4・5名以上で事前連絡が有れば送迎も可との事、お勧めです。 会話が弾んで 「どこから見えましたか?船はどこですか?送りましょうか?」 思わぬ方向に話が向い、帰りは艇まで送ってもらう事に。 何も無いはずの港で思わぬ親切を受け、一同大感激、有難うございました。 明日は隣の御前崎港・約35Mの航程です。

 ナベさんのひとり言: 暑いアツイ、水分はタップリとる。 塩分も少々必要。 冷たいビールは程々に…。

2008年7月16日 (水)

シーガルさんにお世話になっての伊勢参り 安乗港2連伯

天気:sun  風:港内不定

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≪シーガルのテラスでお洒落な朝食≫

P7160012  昨夜シーガルのご主人がお見えになり、「お伊勢さんに行くなら最寄りの駅まで送ってあげましょう」と言って下さいました。 恐縮しつつもお願いを。

 一夜明けて、早朝の水揚げを見物に行ったナベさんと長谷川さんが、大量の鯖と鰺をもらって来ました。 これだけの量を船内の狭いギャレー(台所)で捌くのは大騒ぎ、と思案していると、またしてもシーガルのご主人が通りかかりました。 事情を話すと、「店のキッチンで料理したら?ついでにご飯も持って来て食べたら」とまでのお言葉。 これまた恐縮しつつすっかり甘えてしまい、写真のように朝から実に優雅なシーンが展開されました。

 食後、安乗港付近と賢島の観光案内、さらに近鉄駅まで送って頂き一路伊勢神宮へ。 近畿地方は今日梅雨明けです。 息が止まるような暑さの中、シッカリと焼き上がった玉砂利を踏み鳴らしてのお参りです。 日本国の安寧とキザッペの安航とを願い、一同深々と頭を下げました。 続いて名物の“おかげ横丁”で店を冷やかし・買いP7160017物・食事。 

 艇に帰れば5時過ぎです。 シーガルさんの御好意でお休みなのにお風呂をたてて頂きました、これに打ち揃ってドボーン。 今夜の食事は居酒屋“宝彩”、漁師が飲みに行くところ。 魚は旨い・特に宝彩(車)海老は折り紙つき、楽しみですねぇ。 本当にこれで良いのでしょうか。 その内にまとめてつけが回って来ない事を願っています。 明日は遠州灘に挑戦、福田を目指します。

 ナベさんのひとり言: 次の港にはな~んにも無い所と聞いているが、着けばドラマがいっぱいョ。 

2008年7月15日 (火)

ここも始めて、安乗港 九鬼港→安乗港  44.3M

天気:sun  風:北西 4kt  6:00~14:30

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≪船溜りの入口、波もうねりもありません。大潮でも2.5m確保≫

P7150006  波静かな海賊の本拠地でぐっすりと眠り、5時起床で航海に臨みます。 今日のレグは約45M、海況次第では手をやくかも…。

 港外に出ると北西の風、ほぼアビームです。 しめた!と勇んでフルセールを展開。 ルンルンのセーリング日和になると思いきや、岸を離れると風はスーと落ちてしまいます。 何と4ktまで落ちてしまいました。 その後も回復する事無く、結局メインだけの機帆走が7時間。 それでも向い風に悩まされる事を考えれば、極楽航海です。 安乗港は的矢湾の入口左に位置し、昔からヨットマンには馴染み深い港です。

008  港に隣接する“ペンション・シーガル”(05994-7-4350)は、クルージング艇の面倒をよく見てくれる事で知られています。 キザッペは、この港は始めてです。 いつもこの奥の渡鹿野島の渡鹿野荘桟橋に繋留していました。 今回は長谷川さんの航海目的「一つでも多くの泊地を経験したい」に沿い入港しました。 入港に当たって前日に“シーガル”に電話しましたが、生憎今日・明日と旅行のため休業でした。 代わりに風呂と食事の出来る民宿を紹介されました。 港内はヒッソリ、漁協も人が見当たりません。 そうです、今日15日は全国の漁船が、魚価の下落と燃料費の高騰に抗議し政府に対策を求めるため、一斉に漁を中止しているのです。 漁師さんも大変です。 そんな訳で交渉名人も相手が居なくては手の打ち様が有りません。 

 ここでは2泊し、明日は“お伊勢参り”と洒落こむ予定です。 きちんと許可を得ていないと艇を離れられません。 苦労の末漁協職員を発見し、問題解決。 港の左奥にチョコッと出ている突堤に横着け許可、外来艇には最高の場所です。 給油・トイレ・買い物・食事・15分以内、風呂は無(民宿で食事とセット可)“シーガル”が営業していれば、さらに詳しく教えてくれます(定休火曜)。 お伊勢参りが済んだら、次は福田港に向かいます。

 ナベさんのひとり言: 今日は考える時間がタップリあったので、いろんな事を思い出してはウフフッ。

  

2008年7月14日 (月)

初めて訪れる九鬼港 那智勝浦→九鬼港 34M

天気:sun  風:南西 6kt  7:00~12:40

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≪細長く入り組んだ入り江の奥にこの広さ、かつては九鬼海賊の本拠地≫

P7140001  昨夜のカメラ忘帰事件は無事解決しました。 浦嶋に行く前に立ち寄った酒屋に落としていました。 念の為にと夕食に行くときに立ち寄った事で、回収できました。 お騒がせしました。 アー良かった・よかった。 今日こそ九木港です。

 九木港まで34Mの航海は真後ろからの風6kt、巡航速度では全くの無風状態、暑い・アツイの5時間でした。 九木浦の入口はGPSが無ければ見落としそうな地形の所です。 細い入口から水路は右に折れ曲がり、完全に外海から遮断され、その内側に広い円形の湾が有ります。 その昔、瀬戸内の村上水軍と並ぶ勢力を誇った熊野灘の九鬼水軍の本拠地です。 海賊さんは良い入り江を知っていたのですねー。

 ナベさんが漁協の許可を得て浮き桟橋に係留。 対応は極めてフレンドリーだったという事です。 近くにスーパー・トイレ(漁協)・燃料(配達不可)が有P7140004り、食堂・風呂は有りません。 山に抱かれた静かな入り江です。 今夜はゆっくり眠るとしましょう。 明日は早立ちで安乗港を目指します。

 ナベさんのひとり言: 金毘羅様の御加護か、天からカメラが降りてきた。 有難や・アリガタヤ。 

2008年7月13日 (日)

温泉三昧 那智勝浦2連泊

天気:sun  風:港内無風

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≪最上階の露天風呂狼煙の湯脇からの熊野灘、穏やかですよー≫

20080713556  ゆっくり朝目を楽しみ温泉三昧のノンビリ日です。 長谷川さんは作戦を変更し、那智の滝・那智大社・熊野古道巡りの定期観光バスに乗る事になり、8時半にバスターミナルへ出発。 お帰りは12時の予定、温泉は午後のお楽しみと決定。

 途端にナベさんが張り切ります。 「午前中、艇内の大掃除をしましょう」と驚天動地の大号令。 確かに今日は大掃除日和、だーれも逆らえません。 「ハーイ」と素直に服従。 バースのマット・寝袋を総てデッキに引きずり出し、艇内の壁板・床・バース板を拭き掃除、もちろんトイレもピッカピッカに。 ギャレー周りはナベさんが特に念入りに。 ノンビリの日が大汗の日になってしまいました。 でも、キレイな艇内はホント気持ちが良いものです。 昼食は昨日の森本屋でマグロ丼、勝浦を満490喫します。

  夕方はいよいよホテル浦嶋の温泉三昧です。 長谷川さんも帰り、連絡船でホテルのフロントへ。 タオルが付いて1,000円、6ヶ所有る館内すべての温泉が楽しめます。 もちろん売り物は忘帰洞。 他にも最上階の露天風呂狼煙の湯からは熊野灘が一望でき、なぎさ元湯の浴槽からは岸壁に係留されたキザッペを目前に見る事ができます。 最終便までの温泉巡り、合間にはビールと冷酒をちょこっと飲み、すっかり幸せな気分に…。

 ところが、ここで大事件発生。 ナベさんのカメラが行方不明になってしまいました。 今回の航海の公式記録が総て収められています、これは大変なことです。 現在ホテルに捜索をお願いしているところです。(発見される事を祈ります)。 早めの夕飯で今日は早寝し、明日に備えるとしましょう。

 ナベさんのひとり言: カメラが行方不明、大変だー。(カメラ忘帰事件発生)

 

2008年7月12日 (土)

絶好のセーリング日和 串本→那智勝浦 16M

天気:sun  風:南西 20kt  9:00~12:20

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≪港そばの足湯で、楽チン・楽チン≫

P7120434 抜けるような青空が広がっております、雲は全くありません。 今日は暑くなりそうですそうです。 早速お詫びです、昨日の報告で、本日の目的地を九木港としてしまいました。 正しくは那智勝浦です。 串本港からは約16M、其処に2泊し、ホテル松島・忘帰洞温泉で、全員体力・気力を整えようという目論見です。 短いレグですので8時起床・9時出勤でのんびりと出港します。

 波はほとんど有りませんが、南西の風が12ktで吹き渡っています。 絶好のセーリング日和です。 鋤柄さんの指揮の下、久しぶりにフルセールが展開されました。 ラットは長谷川さんが担当します。 風は段々と南にシフト、真後ろに回り込みつつ20ktまで吹き上がります。 集中力を要求される、真ランのセールトリム・そしてラット捌き…、長谷川さんは鋤柄さんからしっかり伝授。 ポイントを指導されて、危なげ無くジャイブを何度か繰り返し、勝浦湾の入口に到着。 

P7120437 湾内は全くの無風、猛烈な暑さが襲って来ました。 往路と同じ岸壁に艇を固めた後、昼食は徒歩5分10割蕎麦の“森本屋”。 関西のうどん文化に浸ってきたキザッペですが、そろそろ本格的な蕎麦が恋しくなってきました。 ここの蕎麦はいつも旨い、お勧めです。 畳敷きの店内はさながら明治・大正の蕎麦屋の構えそのまま、お願いして食後30分間は冷房の効いた畳部屋で暫しの休息。  この後は無料の足湯、夜はマグロ尽くし……。 これで良いのかナー。

 ナベさんのひとり言: 久し振りのフルセール。冷え冷えの缶ビール片手に、鞆の浦のチイチイいか、体中に活気みなぎる。   

 

2008年7月11日 (金)

ラクラクの潮岬越 白浜~串本 35M

天気:sun  風:南西 14kt  6:00~13:40

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≪131㎏のカジキマグロです、嬉しいでしょうね≫

P7110433 今日は関東への第一関門、潮岬越です。5時起床・6時出港でトライします。 愛知の“IRUKAⅡ”は5時に母港に向け出航しています。 修理待ちの“HobbitⅢ”と“そよかぜ”は明日の出港予定。 2艇に見送られて賑やかに出港しました。

 往路の潮岬越の経験から、今回は強力な連れ潮を期待して入りましたが、これは空振り。 2ktの連れ潮が最大、機帆走6.5kt・対地8.5ktが最高スピードでした。 

 串本港に入ると、いつもとは様子が違います。 港の至る所に黄色の旗が翻っています。 岸壁の上には、ホースの様なものが引き回されています。 往路で係留した岸壁にも同じものが。 取り合えずそこに近づくと、「ヨットさん、海保船の前に繋留願います」とスピーカーが大声で呼びかけます。 指定された岸壁は穴開き岸壁、ヨットは横付出来ません。 ナベさんと長谷川さんを交渉係に派遣。 そこでようやく様子がわかりました。 今日明日とビルフイッシュ(カジキマグロ釣り)の大会がここ串本港で開催されているそうです。 町を挙げての催しで、港も全面協力で臨んでいるようです。 関西・関東のカジキ釣り船が集結するそうで、岸壁は総てその為に準備されているとの事。 そんな中でも2人の交渉の結果、希望通りの繋留場所を確保、いつもながら頼もしいですねー。

P7110431_2 3時を過ぎるころ、大きなフィッシングボートが竿を押し立てて次々に戻ってきました。 見る間に港内が彼等に埋め尽くされます。 ひと休みして4時、大会第一日目の結果発表を見物に出かけます。 56艇が参加、本日の釣果16匹、うち11匹はタグを付けてリリース、5匹が会場でお披露目。 最大は131kg、これを耐荷重30kg程度のラインで1時間以上やり取りし、最後はギャフで引き上げるとの説明でした。 今夜は艇で刺身三昧、(我等が釣り上げたシイラはバター焼き)で今日もカンパーイ。 明日は九木港を目指します。

2008年7月10日 (木)

ハプニング続出の休日 白浜連泊

天気:sun  風:北東 12kt 

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≪真剣な情報交換が続いています≫

P7100424 いい天気です。 今日はここ白浜で鋤柄さんの乗艇を待ちます。 その間、水・燃料・その他物資の補給です。 9時前、今朝出港した“HobbitⅢ”と“そよかぜ”が戻って来ました。 なんとHobbitⅢのEGがトラブってしまったそうです。 燃料フィルター~高圧ポンプの編み込みホースが漏油していました。 これはもう三川さんに修理業者を紹介して頂くほかありません。 無理を承知で業者の手配いをお願い。 「三川さんに頼まれたのでは特急で修理します、明日中に修理します」と心強い言葉。 三川さんのおかげでHobbitⅢは危機を脱出、有難うございました。

P7100422 見通しが立ってホッとしていると、三川さんからTEL、「常駐しているカタマラン・プレステージが帰って来るので、ポンツーンをやりくりして欲しい」とのこと。 早速艇の移動開始です。 2艇をそれぞれ横抱きにし、固め終わった頃47Fのカタマランが悠然と姿を現します。 慣れた手順で着岸し、「わざわざ空けて頂いて、すみません」とオーナーがワインを持ってのご挨拶。 これにはかえって痛み入りました。 ちょうど到着した鋤柄さんを加え、早速4艇でカンパイ。 話はこれからの航海計画に発展、最新情報が飛び交います。 強力なメンバーを得て、明日は潮岬を超え串本を目指します。  

 

 

2008年7月 9日 (水)

時ならぬ4艇揃い踏 ケンチョピア→白浜・綱不知 45M 

天気:sun  風:北東  6:00~14:20

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≪ヨット仲間は好いものです、この宴はこたえられません≫

P7090421  四国を離れて本州に帰還です。 瀬戸内では隣の島まで20M程度のレグが続きました。 これからは40M超のレグが連続します。 すっかり瀬戸内の航海に染まってしまったキザッペにとって今日は厳しい航海でした。

 紀伊水道は太平洋のうねりと波がまともに入って来ます。 鏡の様な海面に慣れた身にはこれもこたえます、ホントに軟弱者になってしまいました。 気合いを入れ直して耐えること7時間余り、田辺湾入口に到着。 実は長谷川さんから、「ここ白浜への入港方法を伝授して欲しい」とのたっての願いにより急遽寄港地を変更しての入港。 そんな事もあって入港のラットは長谷川さんが離しません。 目標ブイ・周P7090420回する島・進入危険個所…。 一つひとつ細かく説明、長谷川さんは何と言う幸せ者でしょう。 これで次は一人で大丈夫でしょう…?

 桟橋には先客がいました。 キザッペの母港の隣、ベイサイドマリーナの“HobbitⅢ(ソレイユボン)”の舘野さんでした。 舘野さんは日本一周の経験者、全身にシーマンシップがみなぎっている方です。 シングルでこれから瀬戸内に遊びに行くそうです。 目の前の桟橋食堂で遅い昼食を済ませて帰ると、ヨットが2艇増えています。 愛知県・白谷HCの“IRUKAⅡ(なかよしHG-26)”の池田さん、千葉県船形漁港の“そよかぜ(YAMAHA31EX)”の石井さんのお二人でした。 ともにシングルです。 どちらも60代とお見受けしました、そのお元気にあやかりたい思いです。 それにしても、この時期の平日に4艇もがここでミーテングするのは珍しい事です。 桟橋の隣に新設された“綱の湯”で汗を流してさっぱり、お次は桟橋の上での楽しい宴が待っています。 4艇・総勢6人、今夜はひときわ賑やかに、カンパーイ。

 ナベさんのひとり言: “ヨットで自分が育つ”と悟り、苦労が軽くなった。

 

2008年7月 8日 (火)

ケンチョピア連泊

天気:cloud/rain  風:南東 3kt 

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≪徳島と言えば、阿波踊り。撮影スポットはここで決まり≫

P7080413  今日はお休み、揺れない泊地で思いっきり朝寝をむさぼり9時過ぎに起床。 すでにナベさん・長谷川さんは朝のお散歩から帰っています。 寝て居る間に徳島YCの“友(タシバ31)”のオーナー高倉さんがお見えになったとの報告を受けました。 それは失礼をしたと早速お詫びのTEL。 寝ぼけ眼でうろうろしている内に、2人はさっさと人間用燃料(アルコール)の調達に出かけて行きます。 残ったキザッペは故障個所の修理です。 古い船は毎日のようにどこかが故障・破損します。 航海中と言えども大事に至らないうちに小まめに手当P7080414てする事が大切。 これも慣れると結構楽しいものです。

 2人が戻ったところに高倉さんがお見えになり、暫し歓談の後、昼食はうどん、ついでにお土産調達と決まり、市内まで高倉さんに車で送って頂きました。 今日も人の親切に甘えてしまうキザッペです。 久しぶりの大都会をぶらつくと、ナベさんが阿波踊りのモニュメントを発見、早速記念写真をパチリ、このあと雨。

 写真と言えばもう1枚、ここ徳島で見つけた“DEHLER36” これは横浜の僚船“EARTHⅢ”と同型で、国内では数少ない姉妹艇です。 早速オーナーの武内さんに御注進すべくUP。 明日は四国を離れ、南紀白浜田辺湾の綱知らずを目指します。

 ナベさんのひとり言: 少し疲れました。 薬屋に行くより、飲み屋の飲み薬で元気になろう!?

2008年7月 7日 (月)

ついに瀬戸内海とお別れ、鳴門海峡通過 淡路島・湊港→徳島・ケンチョピア 25M

天気:sun  風:南東 10kt  9:00~14:10

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≪霧の鳴門海峡と強烈な汐の洗礼に耐える…≫

P7070403 昨夜は静穏な最奥の船溜まりでぐっすりと熟睡。 ところが朝6時ドシン・ドシンと船の当たる音、飛び起きて見ると隣のモータークルーザーのスターンが、キザッペの横腹に当たっています。 風が変わって近寄っているところに、出漁の引き波が打ち寄せたためです。 幸い相手船のスターンにはゴムのモールドが装着されていたので、キザッペの船体は無傷でした。 当たりそうな所に板フェンダーを移動して対策終了、正式起床時間まで再度お休みなさーい、です。  

 汐止まりに合わせ、9時出港で鳴門海峡を目指します。 梅雨明けの太陽が真横からP7070411照りつけ、汗がじっとりと肌にからみつきます。 風は真後ろから3kt、コックピットは無風状態、全員ゲンナリ。 それならと、機走スピードを6.5ktまで上げ、風を流して見ました。 これは大成功、吹き向ける風に一同元気を取り戻します。 ここで大きな落とし穴が…。 スピードを上げた分、目的地に早く着くのは当たり前。 11時46分の汐止まりを狙っていたのに10時過ぎには鳴門の前に到着、早すぎます。

 時間つぶしに徳島側に近づいて見ました。 汐止まり前は北流(逆潮)・後は南流(連れ汐)、当然この時間このあたりは、弱い逆汐P7070412と思っていましたが、鳴門の汐は甘くはありませんでした。 徳島沿岸2M程に近づくと強烈な反流の帯、白浪が立ち10m程の渦も巻いています。 うかつに乗り入れた37.5F/8t キザッペが、軽く舳先を5・60度持ていかれました。 思わず背筋がゾクッ、なめてはいけませんねー。 海峡の手前でこれですから、本番には相当気合いを入れなけれないけません、一同何時になく真剣な面持ち。 霧が出て来ました、海峡の上に架かる大鳴門橋の橋桁が霞んで見えません。 これ以上濃くならないうちにと11時30分海峡に向かいます。 折よく入ってきた大型船の後に付いて濃霧の中、鳴門海峡進入。 汐止まり30分前だというのに、逆汐2.5kt 。EG2,500回転・対水3.5ktで何とか通過、アァ・しんど。

 風は南東10ktに変わりましたが、霧の中なかなか徳島港が視認出来ません。 GPSに導かれて入港、新町川を遡りケンチョピア徳島YCのポンツーンへ。 地元のヨットが停泊していましたが、事前に長谷川さんが予約してくれていたのですんなりと交代し舫いを取ります。 ここには電気も水も有ります、大都会の真ん中で買い物・食事には不自由しません、15分歩けば銭湯も。 ナベさんはここが大分気に入ったようです。 どうやらここに連泊する事になりそうです。

 ナベさんのひとり言: 6月1日明石海峡から瀬戸内に入る。 あちら・こちらをクルクルまわり、今日は “鳴門海峡汐景色” 。 もう瀬戸内海ともお別れだ…。

                            

2008年7月 6日 (日)

ちょっぴりマイナーな海の駅 草壁港→淡路島・湊港 19M

天気:sun  風:南西 5kt  8:30~13:20

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≪狭い所に割り込んでの係留≫                                                   

P7060398

 夏が来ました、暑い! 2・3日前までは曇り空と北寄りの風のため、長袖を引っ張り出す場面が多かったのに…。 桟橋食堂の女将の見送りを受け、無風の中、草壁港を後にします。 キザッペの出港にわせ早朝7時に食事を用意し、昼のおにぎりまで整えてくれました。 この次はいつ会いに来られるでしょうか。

 航海は順調・退屈。 ドジャーの前フイルムを巻上げてコックピットに風を流し、オートパイロットに舵を任せてキャノピーの下に逃げ込んでいます。 湊港沖に近づくと、一面漁網のブイ・ブイ・ブイ。 どこから進入したら良いのか全く見当が付きません。 ここは“南あわじみなと海の駅”に指定されています。 早速TELです、事務所の親父さんが航路を細かく指示してくれて、漁網海域は無事通過。 入港するとTELの親父さんとおぼしき方が、防波堤の突端で帽子を振ってさらに奥の舟溜まりへと誘導。

 最奥の舟溜まりには小さなポンツーンが有りますが、正面には大きなモータークルーザーが左右にはみ出してドーンと係留しています。 アリャー、と思っていると親父さんが現れ、ポンツーンと隣の漁船との間に入れて漁船に横抱きするよう指示し、素早く陸電のコードをも用意してくれました。 海の駅と言っても船溜まりの中に小さなポンツーンが有るだけ、少々気が抜けかかっていたキザッペですがこの対応で納得。 電気・水OK・温泉・スーパー・ホームセンター・食事・一か所に固まって徒歩20分。 静かな港町の静かな船溜まりです。 

2008年7月 5日 (土)

居心地の良い草壁港に居続け

天気:rain/sun  風:南東 10kt

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≪桟橋食堂の女将と記念写真。 下は温泉からの眺望と…$∀♪?!≫

20080705500 あまりに居心地が良いので、連泊です。 ここを出れば鳴門海峡越え、瀬戸内海ともお別れです。 誰の心にも一抹の寂しさが残るのでしょう、ごく自然の流れでもう一泊となりました。

 今日のお仕事は、溜まりに溜まった洗濯物の始末と燃料の補給、それとちょっとしたメンテナンス。 以前お世話になった石井さんがキザッペを訪問、役場を卒業し小豆島ならではの釣りとヨット三昧の楽しい日々を過ごされているご様子、何よりです。 11時ナベさん・長谷川さんが洗濯物の山を担いで隣町の土庄までバスでお出かけしました。 P7050391その間にコックピット用小テーブルの修理。 

 カラッと気持ち良く乾いた衣類の山と共に二人が帰って来たのは2時過ぎ。 食材・燃料の補給を済ませ、今日も山の上の温泉詣でです。 夜はお隣に牛窓YHから今日到着した“Camarades(ジャヌー39)”との交流会。 雲間から顔を出した三日月が見守る下、宴は賑やかに続きます。

 ナベさんのひとり言: 今日はお休み、でも洗濯・掃除とホントに大変。 女房殿の苦労に、改めて感謝・感謝…。

P7050396

 

2008年7月 4日 (金)

聖地草壁港訪問 前島→草壁港 16M

天気:sun  風:東 20kt  9:00~12:20

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≪後ろに見えるおしゃれな建物は、フェリーの待合室です≫                          

P7040385

 こちら香川県・小豆島では、今日、梅雨が明けました。 朝から強烈な日差しです。 昨夜、島のお母さんが来艇し、島暮らしの楽しい話に時を忘れ、夜更かしをしてしまいました。 これで島の2/16(12.6%)の人と知り合えたことになります。 それやこれやで今日は、8時起床・9時出勤。 

 海は今日も穏やか、ノンビリ航海が約束されていると思いきや、11時頃から急に風が吹き上がり、20ktまでも。 幸い送り風、セールを上げて5ktの帆走。 11時過ぎには草壁港の有る小豆島・内海湾の入口に到着。 この風を楽しまない手はないと、冷蔵庫の電源を落として発電停止、湾内のブイをマークに見立て静かなセーリングのひと時に身を委ねます。 お楽しみは1時間で打ち切り一路草壁港へ。 昨日と違い事前連絡で桟橋が確保されています。 強風の中の着岸・舟固めに少々手間取りましたが、ナベさんも長谷川さんも危なげ無く、手早く作業をこなしています。

 固め終われば昼飯です。 この桟橋の管理を委託されているのが、桟橋の付け根に有る“桟橋食堂”の名物女将です。 30年以上も前から、ここを訪れるヨットの世話をして来ました。 年季の入った店内には訪れたヨットマンの名刺が壁一面にピンで止めてあります。 もちろんキザッペの名刺も一番目立地そうな所にピンでしっかりと。ここは古くから関西ヨットマンの聖地です。 瀬戸内海に侵入したヨットがここを素通りすることは許されませんし、桟橋食堂を知らないと言えば笑われます。 ナベさん・長谷川さんはこの店の雰囲気にゾッコンです。 水・電気がOK、買い物15分、ランドリー無し、風呂はタクシー1,150円サンオリーブ温泉、海一望の展望風呂です。 それでは行ってきます。

 ナベさんのひとり言: ヨットの旅というものは、本当に人の世話になる事ばかり…。 

 

2008年7月 3日 (木)

多度津・合田マリン→向島 17.5M

天気:sun  風:東 5kt  8:00~13:00

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≪汐の急流、汐道を外れると鏡のような穏やかな海面に≫

P7030381  楢橋さん・秋庭さんが下船して今は3人、キザッペの船内はすっかり寂しくなりました。 8時直島に向け出港しました。 直島は島興しとして米国帰りのゲージュツ家を中心に、島中をアートで満たそう、うずめようとしている島。 美術館の充実を始め、島の到る所にオブジェがあるそうです。

 週間天気予報では雨のはずが、梅雨明けを思わせるようなピーカン。 朝から真夏のTシャツ姿です。 20M足らずの航程ですが、途中備讃瀬戸航路・宇高航路を並航し横断しなければなりません。 どちらも瀬戸内海の主要航路で、大型船の往来の激しい航路です。 3人、6つの瞳で左右・前後見張りを厳重にしての航海です。 直島には東と西に港が有り、西側の宮の浦は大型フェリーが発着し、島の表玄関です。 キザッペもここを目指し入港しましたが、港内に漁船の姿が有りません。 

 交渉担当の長谷川さんの報告によると、役場で、「ここはヨットの繋留は一切認めていない、東の本村港の指定場所に係留して下さい」と言っているそうです。 指定場所が有るなら、と直島を時計周りに半周します。 途中、島の最北端の小さな島が重なり合うように密集している海域を通過しました。 遠くから見ても海面の様子が違います、何やら白い波が立っているようです。 洗岩かなと海図を確認してもなにも有りません。 水深は30mキープ、他にコースの取りようも無く近づいてみます。 水深計は30m台で変わりありませんが、鏡の様な海面がそこの海面からは帯状に渦を巻き、飛沫をあげて飛ぶように流れています。 その落差の大きいこと、バウを乗り入れたキザッペは一瞬大きくバウを振られてしまいました。 以前にも関東で5kt近い黒潮の帯に出会いましたが、その時は外海、海面は3mの波でした、潮流の海水面との違いをこれほどハッキリとは認識していませんでした。 ここでの潮速はおよそ5~6kt、漁師さんがよく言う“汐が飛ぶ”とはこの事でしょうか、初めて納得ました。 

 12時前ここを乗り越え、本村港に到着、指定された係留場所を確認。 が、これは頂けません。 漁港の背の高い外岸壁の外側、漁船なら十分耐えられるでしょうが、引き波で大きく揺れるヨットでは、ライフラインのスタンションがダメージを受けそうです。 再度役場にTELしますが、埒が明きません。 近くの人に聞いても「ヨットはここ以外に止められない」とつれない返事。 いくつか有る舟溜まりを見ても漁船がギッシリ、とても入る余地はありません。 うーんこれではここは諦めて、小豆島・土庄まで20M弱、一気に足を伸ばすか…時間は十分あるし。

P7030383 と話していると対岸の向島に小さな船溜まりが見えます。 その手前に浮き桟橋が空いています。 あそこは良いな~行ってみよう、かなり強引な考え方ですがトライ。 長谷川さんが降りて偵察兼交渉に、持つこと7分、長谷川さんが人を伴って桟橋に現れます。 その方が大きく手招きしてここに右舷付けしなさいとサインを送ってくれます。 長谷川さんの大ヒットです。 聞けば向島の住人は16名、この方は郵便局を卒業し、現在は独立し隣に係留している自分の船(〒マーク見えますか)で島から島へ、郵便物を運ぶ仕事をされているそうです。 「多分この事業をしているのは私一人でしょう」、と笑っていられました。 キザッペには芸術の島は似合わないと神様の思し召しかもしれません。 今日はここに腰を落ち着けます。 明日は小豆島、さーてどこの港になりますか、ワクワク。

 ナベさんのひとり言: 金毘羅様に見送られ、シュラ・シュラ・シュシュシュッと着いたところは、人口5所帯16人。 ホントに小さな夢の島?

   

2008年7月 2日 (水)

井口港→多度津・合田マリン 40M

天気:rain / cloud  風:北東 5kt  8:00~14:20

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≪夕暮れの、多度津 少し暗かったかな≫ 

P7020368_2 今日は8時の出港、小田さんはまだ夢の世界の住人のようです。 出港10分前、“豊容”のドグハウスをコン・コンと叩き、小田さんを起こし、御挨拶。 瀬戸内を知り尽くした小田さんともここでお別れです、本当にお世話になりました。 一人ひとり握手を交わし別れを惜しみます。 今日の予定は、14時頃には香川県多度津港に入り、すぐに金毘羅様にお参り、その足で楢橋さん・秋庭さんが下船、帰宅の途につくことになっています。 

 小雨の中40Mの屋形船航海を覚悟していましたが、途中11時頃には雨も上がりオイルスキンから解放されました。 しかし風がありません、セールが揚げられず機走が続きます。 14時多度津港沖に到着、合田マリンに連絡しポンツーンに着岸。 

 手続きもそこそこにタクシーで金毘羅様へ。 病人・けが人・体力不安の3人は麓で心を込めて参拝。 お元気なナベさんと秋庭さん2人が代表で本殿まで登り、長年溜まっていたキザッペのお札を納めるとともに、新たなお札をお受けして来てくれました。 

 琴平駅で楢橋さん・秋庭さんとお別れです。 楢橋さんは、仕事の調整がつき次第再度乗船する予定ですが、秋庭さんはお医者さん、調整はなかなか難しく、再乗船のメドが立っていません。 2人の再乗船を心からお待ちします。 2人を見送り、さ~て一風呂浴びて帰ろうと温泉施設に足を向けましたが、なんと3時で受け付け終了、ガッカリ。 今日はマリーナのシャワーです。 明日は一同相談の結果、芸術の島・直島に行く事としました。 

 ナベさんのひとり言: 今日の泊地は香川・うどんの本場。 うどん食うかい(空海)、奥原さん?

2008年7月 1日 (火)

夜明け前の出港 中島・大浦港→大三島・井口港 30M

天気:sun  風:北東 18kt  4:00~9:40

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≪気になっていたナベさんの髭を整えました≫

P7010364  今日は3時起床・4時出航です。 関門海峡のときの失敗を教訓に、各自の目覚ましをタイムラグ制で設定して万全の態勢です。 2時半頃からゴソゴソ動き出し、3時には全員起床しEG起動、皆眠そうな顔・顔。

 風は北西18ktまたも正面からです。 井口港近くの鼻栗瀬戸の汐止まりを9時30分前後と読み、そこまで約25M・5時間と見ての早立ちです。 日が昇るまでの2時間はまだまだ寒く、重ね着の上にオイルスキンを着て耐えています。 5時には太陽が顔を出し、ようやく世の中が温かさを取り戻してくれまP7010366す。 8時を過ぎる頃には風も10kt近くまでに治まり、同時に気温も急上昇、あっと言う間に写真のような夏姿。 ホント体がついて行けません。 9時予定時刻に鼻栗瀬戸に到着。 ここはホントに狭い瀬戸、その上曲りくねっており港湾案内には、“可航幅は約100m両岸に岩があり、初航者は通らない方が良い”とまで書かれています、いやですねー。 その時です、後ろから大きな荷物を引いたタグボートがゆっくりと現れました。 速度は6kt程度、「シメタ、これは神様のお使いに違いない、この後に付いて瀬戸を渡ろう」と長谷川さんの提案に、全員「異議ナ~シ」。 この辺のチームワークはバッチリです。 瀬戸の入口で大きく一回転、タグボートの後ろにまわり込みます。 確かにプロは判っています。 港湾案内の指定通りに確実な変針を繰り返して、曲がりくねった瀬戸を通過して行きます。 キザッペもその後にピタリと付いて無事通過。 コバンザメ作戦大成功、神様有難う。

 井口港は、以前は大変にぎやかな港だったようです。 大型カーフェリーの桟橋が真ん前にドーン、その脇に定期船の桟橋があります。 しかし、活気が感じられません。 聞けば本土と島々を結ぶ橋が出来たためフェリー航路は廃止、定期便も一日5便、観光客はバスで素通り、これでは商売が成り立ちません。 皆で働きかけて完成した橋が、思いもよらぬ結果を導いてしまった、と島の方は嘆いていました。 難しいものです。 

 キザッペは極楽トンボ、定期船桟橋の反対側に係留許可を頂き、良かった・ヨカッタ。 早速、以前から気になっていたナベさんの髭にハサミを入れ、形を整えてみました。 始めは渋っていましたが、終わってみれば御満足頂いたようです。 

 このあと秋庭さんが大活躍。 「スクリューに細いロープが巻きついている様です」とのナベさんからの報告、「藻取りのカマ付き棒で取れそうですか?」、「無理でしょう」。 ウーンこれは厄介な事になりそう。 その時、「潜りますよ」とごく普通の調子で秋庭さんが申し出てくれました。 「有難う、ドライスーツを用意しましょう」「いえ、取りあえずこのままやって見ますよ、冷たかったらお願いします」全然大騒ぎをしません。 見る間にラダーを下ろし、波刃のナイフを片手に海の中へスッ。 「これでしたよ」と8mm程のナイロンロープ1m・2本をコックピットに放り投げ、続いて海から上がって来ました。 潜りますと言ってからこの間、10分と経過していません。 手際の良さもさる事ながら、60歳目前でこの季節に躊躇なく海に潜れる精神力・体力に脱帽です。 全員改めてロープを見ます、知らずに航海を続けていたらこのロープが摩擦で溶け、カットレスに食い込み、スクリュー系に大きな被害が出ていたことでしょう。 ナベさん・秋庭さん有難う。 

 昨日のTELで3時頃の約束で、小田さんとここでミーテングの予定です。 4時小田さんの愛艇“豊容(ファー36)”が姿を表しました。 今でも堂々とした風格のある往年の名レーサーです。 逆汐に苦しめられての航海だったそうです。 メンバーが揃ったところで、徒歩15分の温泉施設へ、みんなでドボーン。 ここ井口での水・トイレは旧フェリー待合所が解放されています。 買い物徒歩10分で小さなスーパー、GSは目の前、コインランドリーを探しましたが、こちらはナシ。 全体的には、桟橋が使える限り、最高の泊地です。 今夜も長谷川さんのリサーチで美人ママ(?)のいる店での美味しい料理が待っています。

 ナベさんのひとり言: 早起き、お仕事(航海)、炊事、洗濯…大忙しの一日よ。 でも夜はご褒美アリ。    

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