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2008年6月30日 (月)

大凪、ノンビリ航海 周防大島・安下庄→中島・大浦港 19.5M

天気:sun  風:定まらず 3kt  8:00~13:20

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≪最高の泊地 詳細をお知らせ出来ないのが残念≫

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 昨日の強風はどこへやら、今朝は無風の大凪、太陽さんだけがピッカピッカ。せっかくセールトリムの名手である秋庭さんが乗艇したのですから、今日は真面目にセーリングをしようと意気込んでいたのに、空振り。残念。

 約20Mの機走航海はオートパイロット任せで、さながら遊園地のボート状態。涼しいキャノピーの下でノンビリ・ノンビリ・コックリ・コックリ。12時前に関戸瀬戸に近づきます。 お隣の釣り島水道の潮汐とほぼ変わらずとみて逆潮を強行突破。対水6kt・対地4.2ktでしゃにむに瀬戸を通過すると、すぐ左手に大409浦港入口が大きく開けています。防波堤の左奥方向に素晴らしい泊地が…。ところが、繋留禁止の表示が!

 ここから先は内緒ですが、長谷川交渉担当の懸命の努力で、キザッペは特例で安全・静穏な泊地に繋留しています。キザッペの夕食は昨夜リサーチ担当の長谷川さんがネットで調べたお食事処に鯛を中心に刺身盛り合わせを予約してくれてあります。人数が4・5人とまとまっているので受け入れ側もOKしやすいのでしょうが、毎回のこととなるとご苦労さまなことです。昨日の航海計画について、早速、広島の小田さんからTELを頂きました。「伯方島に入るならその隣の大三島・井ノ口港に入りませんか。温泉もあるし…、そうすれば私もキザッペを訪問しますよ」。全員異存はありません。即決で伯方島から大三島・井ノ口港に計画変更”です。小田さん待ってますよ~。 

 ナベさんのひとり言: 今日のお昼は頂き物づくし、祝島の鯛(煮付)、安下庄のコロッケ、旨いものは大人数で…?

2008年6月29日 (日)

雨の休日 安下庄

天気:rain/sun/cloud  風:定まらず 30kt 

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≪雨もまた楽し≫

399 今日は大雨の予報が出ていました。それと秋庭さんの乗艇のアクセスを考えて、ここ安下庄で一日お休みとしました。久し振りの全面休息日に皆リラックス、なんと8時近くまで起きてきません。ゆっくりとブランチを楽んだあとはそれぞれの自由時間です。朝からの雨は9時頃をピークにおとなしくなりましたが、今度は日が出て来るのに合わせ南風が吹きつのって来て、大変な蒸し暑さとなりました。4時頃からは一転北風、30ktにまで吹き上がり、港内のキザッペもヒールしています。  

400 秋庭さんの大畠駅到着時間は3時35分、これに合わせて渡部・楢橋組がお迎えに出ることになりました。面倒見が良いのか、それとも都会の空気が恋しくなったのか、判然しませんが嬉しそうな後ろ姿を見せて2人はバスに乗って行きました。

 5時近くに秋庭さんを伴い3人で食糧の山を担いで御帰還。早速、今後の航海計画のミーティングが始まります。期間は30日~3日までの3泊4日、秋庭さんの最終下船地は多度津の予定です。色々な提案が有りましたが、最終決定は、安下庄~中島~伯方島~粟島~多度津(金毘羅様詣有り)”のコースとなりました。

 ナベさんのひとり言: 雨が降れば、のんびりヨットの中。PM秋庭さんを迎えに一時間のバス旅行、また楽し。

    

2008年6月28日 (土)

雨の航海 祝島→屋代島・安下庄 21M

天気:rain  風:北東 20kt  8:30~12:40

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≪動いていない船への横抱き係留、ラクチンですねー≫

P6280351 昨日の祝島での出来事。事の始まりは旅館にお願いしていたお刺身から。昨日は定休日のため料理担当の家族が不在でした。そこで80代と思われるお母さんがご自身で鰺の刺身を作ってくれました。「たいしたものは出来ないので、料金は要らない、お皿もあげるから返しに来なくていいよ」とお金を受け取ってくれません。さらに「あとで風呂においで、誰も居ないから遠慮はいらないよ」と、その風呂代も受け取ってくれません、これには参りました。結局ナベさんがお土産用に購入していた小豆島のオリーブ染めのハンカチをプレゼントして決着。

398 次は渡部・長谷川コンビが目の下一尺以上の立派な鯛を頂いて来ました。どういう経緯なのかを聞けば、土地の人と話し込んでいて、「魚は要るか」・「ハイ」これだけで立派な鯛を頂戴してきたとのこと、ホントかいな!最後は楢橋さん、バケツ一杯(40匹以上)の生きた鰺をこれまた土地の人から頂いて来ました。バチバチと鰺がバケツから跳ね上がっています。“祝島の人はみんな優しいよ”とは聞いていましたが、見ず知らずの旅人に、ここまで出来るとは…。頂いた魚を食べながらそれぞれ我が身を顧みました。半分を昨夜、残りを今朝おいしく頂きました。 

 今日は朝から雨模様。雨の降る前にと7時の出港予定でしたが、これでは…と8時半に変更。ゆったりと朝食を楽しんでの社長出勤です。航海は当然のように屋形船、20kt近い冷たい風が正面から吹き付けていているのに、ドグハウスの上に立てた煙草の箱が倒れないという瀬戸内ならではの海況。屋根の下で勝手なオダを上げているうちに安下庄沖に到着。 

 今日土曜日は、漁師さんも漁協もお休み、港内はガランとしています。交渉担当として派遣した長谷川さんが土地の人を見つけ出して交渉開始。非常にフレンドリーな対応で、艇の喫水を心配して繋留場所を検討してくれたそうです。結局、動いていない船に横抱きさせてもらうことに決定。昨日といい、今日といい、親切な人々に助けられての航海です。これから近くの竜ヶ崎温泉にお出かけです、寒い時はこれが一番。明日もここ安下庄に留まり秋庭さんを迎える予定です。

 ナベさんのひとり言: 雨でお休みです、ハイ。

  

2008年6月27日 (金)

目的地変更・三机を祝島に 姫島→祝島 30M

天気:cloud/sun  風:北東 5kt  8:00~12:30

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≪今日の泊は…楽しそうな洋上会議≫

P6260340  三机港を目指し舫いを解きました。長谷川さんがネットで三机をリサーチしています。食事・風呂・コインランドリー等々、いろいろ調べてくれていますが、急な話で相手先の受け入れがイマイチ、結果はどうもお気に召さない様です。急遽、帆走っている艇の上で洋上会議が始まりました。昨夜候補に挙がっていた祝島との比較検討です。結果は、条件が大して変わらないのであれば四国よりも島巡りを、と祝島に決定。風まかせの航海ならではのことです。 

 コースを変えると風は上りいっぱい、キザッペは大きくヒールして祝島を目指します。祝港は2港の入口がほぼ並んでいます、向って右側の連絡船の入る港に入りました。港内は思った以上に岸壁が空いている…、と思ったのもつかの間、そのほとんどが大きく穴の空いた波消し岸壁、その他はやたら背の高い岸壁でビットもありません。たぶん風避け用なのでしょう。ナベさんを降ろして交渉開始、まずは係船していた連絡船の船員と話を始めた模様です。しばらくやり取りがあった後、船を離れないことを条件に連絡船用の岸壁の反対側にOKをもらってくれました。港内の一等地です、さすがはナベさん、スゴイ。 

 ここ祝島は海岸からすぐに山が切り立っており、平地がほとんどありませP6270342ん。厳しい自然条件ですが、人は穏やかな暮らしを過ごしておられるとのことです。ところが、最近島のすぐ近くで中国電力の原発建設計画が持ち上がり、反対運動で大変な苦労をされているそうです。離島の暮らしも俗世間と縁の切れないものなのですね。寄港地のリサーチは渡部・長谷川のコンビが担当です。報告によれば旅館の風呂と夕食用の刺身を確保してくれたそうです。刺身はキザッペまで届けてくれるよう依頼してきたとの行き届いた手配、嬉しいですね。今夜も旨いものに出会えます。 

 ナベさんのひとり言: 姫島やら祝島と、面白い名前の島々。次は…ナベ島?

  

2008年6月26日 (木)

ヒヤヒヤの関門架橋11.3kt 室津→姫島

天気:cloud/sun  風:北 20kt  4:15~14:10

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≪広い岸壁にキザッペだけが横付け≫

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 3時起床・4時出航の予定でしたが、目覚めたのは3時半、大慌てで出港準備し定刻15分遅れでの出港。関門海峡の汐止まりが5時29分、4時出航でもかなり厳しい状況です。真っ暗な港から航海灯を点けての手探り出港です。 

 玄界灘は北の風、ジブセールを揚げ20ktの北を真後ろに受け7kt超で帆走知ります。大きくローリングするキザッペに外海の海を思い出させられました(瀬戸内ボケ?)。

 関門入口に辿りついたのは6時半過ぎ、海保の電光掲示板は“E・3”を示しています。東に向って流れる汐・3ktということです。キザッペには連れ汐になりますが、この後さらに強くなり最大6ktの予定です。厳しい状況ですが、ここで進入しなければ次は6時間後、昨夜長谷川さんが苦労して予約してくれた姫島の割烹“姫の家”(0978-87-3956)の魚を諦めなければなりません。うーん、ここは思案のしどころかと一瞬は迷いましたが、美味しい魚には勝てません。行って見よう、と進入。昨日の航海での学習で後ろからの追い越されが一番危険と判断しました。そこで、今回は航路の左・外側を逆行します。これなら大型船は前から来るだけ、しかも航路から出てきません。昨日より少し気楽に関門を航行しますが、汐は次第に強くなり、海峡の中間では“E・4”まで上がってきて対地速度は9ktを超えています。ラットを握る長谷川さんは、「別に違和感はありません」と平然としています。海峡の東端の関門橋の下、最も汐のきつい所です。ここでは“E・5”、長谷川さんのラット捌きに注目が集まる中、安定したコース取りで対地速度は最大の11.3ktを記録しました。全員歓声と拍手。長谷川さんも毎日着実に成長しています。これで今夜も旨い魚にありつけます。 

 島はどこでもそうですが、ウマい食事には事前の予約が絶対の必要条件です。キザッペも柱島で手痛い目に合っています。姫島港では“姫の家”の大将が岸壁まで出迎えてくれ、舫いを受け取ってくれました。その上、「風呂(健康センター)は徒歩ではムリだよ」と車で送ってくれました。優しい人情と旨い魚に囲まれて、幸せいっぱいで眠ります。おやすみなさい。明日は愛媛・三机港を目指します。

 ナベさんのひとり言: 歌や舞いや美女には巡り合えなかったが、不思議な名前の島、姫島。

2008年6月25日 (水)

ナベさん日本周遊完成 新門司マリーナ→室津フィッシャリーナ 34M

天気:cloud  風:北 18kt  8:00~15:30

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≪怖そうでしょう…、ホントに怖いですよ~≫

20080625415  いよいよ折り返し点、玄界灘の室津港に向かいます。その前に関門海峡を越えなければなりません。海峡に入る前に安全に渡れるポジションを確保することが重要で、ここはナビゲータの腕の見せ所です。長谷川さんはすでに充分習熟したようです。現在は、楢橋さんが長谷川さんの下で修行中です。昨夜は2人で検討する事3時間以上、本線航路の右外側ぎりぎりを狙っているようですが、楢橋さんの航路に長谷川さんのOKがなかなか出ません。10時過ぎ作業終了、内容を最終点検させてもらいましたが、汐読み・コースとも言うことなし、これで行こうと全員一致。関門の汐止まりは4時56分と10時53分、今回は後者に挑戦、7時起床・8時半出港です。 

 明ければ空は厚い雲に覆われています。昨夜は雨も降ったようです。快い緊張感を感じながら、出港準備を終え舫いを解きます。海峡入口に近づくと、大型船が汐待ちのP6250338集団を作っています。さすがは関門海峡、大型船が次々と濃い煙霧の底から湧き出てくるように現れ、1点を目指して集まってきます。緊張を通り越して恐怖に近い感覚が背筋を走ります。大型船に挟まれて狭い海峡を行きます。汐止まりの時間になると大型船が次々とキザッペのすぐ脇を追い抜いてゆきます、その間隔100mもありません。緊張の連続で無事海峡通過。長谷川・楢原コンビの航海計画がバッチリ決まりました。P6250336

 玄界灘に侵入すると北風18ktが吹き渡っています。これを真正面から受け、我慢の航海2時間余り。定置網を避け神田埼を大きく回り込むと室津フィッシャリーナが見えてきます。桟橋最先端のビジターバーに付けて、受付のある宿泊施設“ヴィラ室津”(0837-74-2525)へ行くと、今日は宿泊客があり、食事も風呂もOKとのこと。ラッキーと即お願い。聞けば事前に予約しておけば、食事・風呂とも原則可だそうです。ここ室津は6年前の日本周遊航海の時、ナベさんがここから乗艇した思い出の港です。ナベさんは今回横浜から室津まで航海しました。これで日本周遊が完成したことになります。ナベさんオメデトウ!長谷川さんが用意してくれたシャンパンで賑やかにカンパ~イ。明日は4時出港で関門を戻り、姫島を目指します。

 ナベさんのひとり言: 感無量、言葉にならず。

     

2008年6月24日 (火)

はじめノンビリあと緊張 デルタ防府マリン→新門司マリーナ 30M

天気:cloud/sun  風:北西 3kt  7:00~11:30

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≪新門司マリーナでの繋留、周りは空きバースが目立ちました≫

P6240330_2 定刻7時に出港、周防灘はベタ凪、8時頃弱い通り雨が降ると、どこからともなく、「オーニング…」の声が聞こえて来ますが、キザッペはヨットです、屋形船ではありません。それなりに突っ張たのですが…、結局はメインシートをトウレールに移し、ブームを大きく舷側に寄せてオーニング張りの「屋形船」に変身。島影の見えない周防灘をトコトコと機走です。艇内にはダラケた空気が流れてきます、あちこちでコックリ・コックリと音が聞こえます。が、九州に近づくと事情は一変しました。関門海峡・門司港を出入りする大型船が、行き会い船として次々と登場してきます。さながら東京湾の浦賀水道の真ん中を航行している気分です。艇内は先ほどまでののんびりムードとは様変わり、オーニングを外し全員が緊張して見張りにつきます。無事、危機を脱出してマリーナの沖合に到着。TELすると、「3本ある桟橋の真ん中・どこでもどうぞ」との話。入って見ると確かに空きは幾つもあります。 

 ここは埋立地の先端、風呂もお店もありません、タクシーに頼るしか道はありません。その覚悟でいると、ハーバー事務所に行っていたナベさんが、ここにクルーザーボートを繋留されているオーナー中園さんをお連れして帰艇。聞けば中園さんも数年前まではヨットに乗っておられ、「リタイヤを機にヨットに戻ろうか」と考えておられるとのこと。話が弾んで、「片道でよければ風呂と買物の出来る所までお送りしましょう」と言葉をかけて下さいました。それは嬉しい、有難いと遠慮なくお願いしてしまいました。中園さん有難うございました。風呂上りに食材の調達、食事、タクシーでの御帰還。明日はいよいよ関門海峡を越えます。

 ナベさんのひとり言: 今日も珍道中の一日ョ。

2008年6月23日 (月)

ひさびさのセーリング 室津港→デルタ防府マリン 32M

天候:cloud/sun  風:北西 7kt  7:00~13:30  

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 無理をお願いして、繋留させて頂きました≫

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 今日の泊地は山口県・三田尻のデルタ防府マリンです。昨夜グリーン大和マリーナに連絡を入れたところ、月曜日は休みということで断られてしまいました。周辺のマリーナに連絡してもどこも月曜日は休み、スタッフがいないので、入港は受け入れられないとのこと。横浜から来ているので漁港の事情にも無案内なので…、とお願いしてもダメ、これは困ったな~。少し離れたデルタ防府マリンに最後の期待を込めてのお願いをしました。「遠くから来られてそれは大変ですね、うちも休みで何も出来ませんが、繋留は出来ます、近くになったらTEL下さい」と温かい返事。マリーナで水の補給を予定していたキザッペとしては、本当に助かりました。それにしても、ほかのマリーナはホント冷たいですよね。

 6時起床・7時出港、昨夜“おふくろ”で作ってもらったおにぎりを持ち、泊地も決まり安心の出港です。曇天の空を北西の風が冷たく吹き渡り、予定航路のほぼ真正面の風です。久しぶりの風に「時間の許す限りタック・タックで上ろう」と言い交し、勇んで舫いを解きます。瀬戸内の多島海域を過ぎ、キザッペは周防灘を進みます。昨日までと違い本州以外に島影が見えません、四国も九州も霞んでいます。チョッピリさみしい気もします。空は晴れ渡り、風は18ktまで吹き上がって正面から向って来ます。ここでフルセールを展開し、上がりイッパイのセーリングを楽しみます。大きくヒールして突っ走るキザッペと一体感を楽しむこと1時間余、入港の約束時間・2時に遅れないようにとセールダウン。そして、デルタ防府マリンにTEL。休日にも関わらず所長の重田さんが桟橋に来て舫いをとって下さいました。 

 無理をお願したことをお詫びすると、「大変でしたね」と逆にねぎらわれてしまいまた。礼を申し上げるのみです。一休みしていると、「キザッペさんですね、いつもネットを観ていますよ」と声がかかりました。このマリーナに繋留されている“OPA”のスキッパー・松永さんでした。デッキで関門海峡の通過方法、新門司マリーナの情報、近辺漁港の情報から四国側のお勧め泊地まで、沢山のことを教えて頂きました。その上、「ここは買い物が不便でしょう、良ければ車で連れて行きましょうか?」とのこと。食材の寂しくなっていたキザッペです、有難くお言葉に甘えてしまいました。松永さん有難うございました。これで今夜のメニューがにぎやかになります。

 明日は新門司マリーナを予定しています。その次は、今回の航海最先端・山口県の日本海側室津フィッシャリーナになります。

 ナベさんのひとり言: 日々新生、日々楽し、立ち去りがたい港ばかり。 

2008年6月22日 (日)

霧の中の手探り航海 宮島港→山口・室津港 38M

天候:rain/sun  風:北西 7kt  6:00~13:10  

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≪岸壁は2m上、階段が有ってタスカッタ≫

P6220319  昨夜の再会の宴は楽しく盛り上がり、お開きは11時過ぎ。

 本日は大畠瀬戸の汐止まりを狙い、5時起床・6時出航です。全員昨夜の残滓を胃袋に抱え、眠い目をこすっています。宮島さんに再会を約束し、別れの御挨拶。見る間に厳島神社が遠ざかって行きます。厳島をかわす頃から薄霧がかかってきたと思うと、見る見るうちにキザッペの周りは濃霧に囲まれ、500m離れた島影がまるで見えません。時折、前方の霧が薄れて島影が見えるとホッとします。それ以外はGPSだけが頼りの全くの手探り航海に急変、水深計とニラメッコです。長谷川さんのチャートワークの真価が試される場面です。約40M・変針点10ヶ所・それに正確な汐読みを要求される大畠瀬戸を含め、瀬戸内海航海のショーウィンドウのようなレグです。濃霧の中では長谷川さんの引いたコースが頼りです、これがミスっていたら大変なことになります。引かれたコースを忠実にトレースし、数々の難所をクリアして室津港沖に無事到着、長谷川さんは面目躍誉です。 

 港内の岸壁は半分ほど空いていますが、良く見ると下の方は波消しの穴が開いています。今日の干満差は2.5m、これでは汐が下がったらフェンダーがこの穴に入ってしまい、艇が岸壁に直接当たってしまいます。穴のない岸壁を使えるようナベさんと長谷川P6220316さんが交渉、結果はOK。さらに階段のある所を確保してくれました。これで梯子のお世話にならずにすみます。 

 ここ室津では、食材を手に入れることは難しいようですが、良い食堂があります。上関海峡の北側岸壁にある“おふくろ”(0820-62-1617)漁師の大将とおかみさんの店で、事前に連絡しておけば地元の魚が安くタップリと食べられます。キザッペは予約無しで飛び込みましたが、急遽大将が仲間の漁師から魚を取り寄せてくれました。乗艇以来、魚に恵まれなかった楢橋さんもご満悦の様子です。明日は防府のデルタ防府マリンを目指します。

 ナベさんのひとり言: 霧の厳島を後にしてむかうは室津、着けば“おふくろ”が待っていた。  

2008年6月21日 (土)

宮島さんと3年ぶりの再会 広島・観音マリーナ→宮島・宮島港 6M

天候:cloud/rain  風:南西 4kt  10:00~11:30  

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≪お洒落にイタリアンと気取って見ました。この後で美しいお嬢さんが…≫

P6200292 3日間のお休みを頂き、一時帰郷してきました。懸案事項も問題なく解決し、今後も航海が続けられます。3日の間、広島観音マリーナでキザッペを守っていてくれたナベさんと長谷川さん、昼間は小田さんにアチコチ案内して頂きすっかりお世話になってしまったとの報告でした。でも暗くなると2人で広島の夜を徘徊していたのではないでしょうか、怪しいですねー。 

 昨夜は小田さんとお別れ兼、楢橋さんのウェルカム食事会。小田さんには本当にお世話になりました。感謝を込めてカンパーイ。そこで知り合った綺麗なお嬢さん2人連れがキザッペを訪問。小田さんを交え男所帯のキザッペ一P6210309同は大ハッスル。偉そうに人生を語る人、航海の面白話を語る人、やたら法螺を吹く人、爆笑が絶えずキャビンは大騒ぎです。気がつけば11時過ぎ、ナベさんが小雨の中を2人の車がある駐車場までエスコート、さすが大人ですねー。 

 一夜が明けて今日は宮島を目指し10時出港のゆったり航海です。予定航路上には、心配していたカキ筏も少なく、ラクラク航海で宮島港(定期船桟橋)に到着。ここでチョットしたアクシデント、予定していた桟橋が使えません。厳島神社で結婚式を挙げる人がそこに係留することになっているそうです。市の観光事業の一環として厳島神社での結婚式を応援していおり、そちらを優先しているそうです。3時を過ぎれば、式も終り桟橋が空くのでと別の所を指示されました。それともう一つ、ここは原則宿泊を認めていない、とのこと。そこをなんとかと頭を下げてお願いし、管理人のお目こぼしを得ました。 

P6210295 ここ宮島では、以前お世話になった岩国の宮島さんとの再会を約束しています。早めに着いたキザッペが厳島神社を参拝しているうちに、宮島さんが到着。降り出した雨の中シングルでの着岸なのに舫い取りの手伝いが出来ませんでした、ゴメンナサイ。3時半、予定していた消防艇の後ろの桟橋に移動。宮島さんの“孤逢庵・渚”もキザッペのお隣に横抱き、やっと落ち着きました。宮島さんにこの先の航路・寄港地についての細かなレクチャーをお願いし、航路担当の長谷川さんが熱心に質問します。すっかり腕を上げた長谷川さん、質問も的を得たものになってきました。さーて、これから目の前の温泉に直行です。それっドボ~ン。

 ナベさんのひとり言: 昨日今日、ホントに大忙し。  

2008年6月17日 (火)

専用桟橋に無料繋留 沖ノ島マリーナ→能美ロッジ 15M

天候:sun  風:北西 7kt  9:00~12:00  

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≪江田島の大講堂(3,000人収容)。立派な造りです≫

P6170267  昨夜は柱島の仇打ち、とばかりに全員瀬戸内の魚料理と真っ向勝負。沖元さんに事前に電話して頂いた“割烹大学”に繰り込みました。鱧の吸い物に始まり、カサゴの唐揚、地魚の握りまで素材・味・品数・そして価格・その上お店の女将の対応まで言うことなしの大満足。すっかり幸せな気分になり、安らかにおやすみなさいでした。

 一夜明ければ空は真っ青。お日様が大きな顔で睨みをきかせています。今日は相当に暑くなりそう、真夏の支度で出港です。今日の航程は江田島湾の奥、能美ロッジまでの13.5M、海図上の距離は短いのですが、カキ筏の密集帯を避けて行く必要があります。大きく迂回することをも覚悟しなければなりません。小田さんから教えられたカキ筏の構造と付近の通過方法を復習しながら、慎重にラットを回します。江田島湾の狭い湾口を抜けると、中は巾着状の広い海面が広がっていますが、一面のカキ筏。そのむこうに能美ロッジの白い建物が見えています。筏群の右端を大きく迂回して専用桟橋に無事着岸。 

 ナベさんが手続きに行きましたが、係留料は無料・タダなのです。うれしいですネー。その上、長谷川さんが桟橋上の電源箱を発見し、陸電使用をお願いしたらナントこれも無料でOK、これまたうれしいですネー。一休みしてタクシーで旧海軍兵学校の見学に。特攻隊員の遺品・父母への遺書の前では全員脱帽、グッと心が引き締まりました。ここ能美ロッジは国民宿舎、当然食事・風呂の施設は完備していますが、隣に立派な温泉施設が併設されておりレストランもあります。温P6170266泉好きのキザッペは当然後者を選択。行ってきま~す。

*明18日から20日まで都合により横浜に一時帰国します。艇は広島観音マリーナに係留し、ナベさんと長谷川さんが残り守ってくれます。鋤柄さんは予定通り明18日で下船します。そんなことで、その間3日は航海日誌を休ませて頂きます。 

 ナベさんのひとり言: 岩手・気仙沼のカキ筏も見たが、広島の筏は凄い。昼の苦あれば夜の楽あり?

2008年6月16日 (月)

今日こそはお魚三昧 柱島→沖野島マリーナ

天候:cloud/sun  風:北西 7kt  9:00~11:30  

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≪これは全体の1/3もう殆ど捌き終わっています≫

P6160260_2 降り続いた雨もどうやらあがりそうな気配です。屋形船の天井を外し、帆走態勢で沖ノ島マリーナを目指して出港です。出港間際、鋤柄さんが近くにいた漁師さんに、「せっかく柱島に来たのに魚が食べられなかった」と嘆くと、「それならこれを持って行け、今釣ってきた物だ」とスチロール箱一杯のメジナ・メバル・アジ…、有難く押し頂いて出港。この一事で柱島の印象が一変。柱島は本当に良い所、お魚の宝庫です、ハイ。 

 魚は鮮度が命と早速、鋤柄(右)・長谷川(左)両氏が帆走る船の上で捌き始めます。手際良く焼き魚・煮魚の下拵えをすすめ、船も汚さず見る間に完了。実に見事なものです。久しぶりの青空の下を帆走・機帆走を楽しみながら約2時間。カキ筏の向こうにマストが見えます。マリーナの沖元さんの電話の指示通り、カキ筏の間を慎重に通過し、無事フィンガー桟橋に着岸。

 これまでの航海中多くの方に、ここ沖ノ島マリーナーに寄港することを薦められました。北側の進入路以外の三方を陸地に囲まれ実に穏やか、水深も10Mをキープ、実に安全・静謐なマリーナです。沖元さんは「何もない所ですが…」と笑っておられましたが、静謐な海面と水・給油・電気・風呂(ジャグジー)・ごみの処理と揃っていれば航海者には天国です。それにしっかりと目配りの行き届いたマリーナは、実に気持ちの良いもの。繋留されているヨット達も、気のせいかひと際輝いて見えます。これでは人に薦めたくなP6160262_3ります。確かに買い物・温泉・食事は徒歩圏内にはありませんが、タクシーは呼べます。その先は沖元さんとの相談次第でしょう。

 昼は御飯を炊き、柱島で頂いた魚を食べます。材料の調達・下拵え・魚焼きと鋤柄さんの大活躍に感謝しながら、カンパ~イ。いや~、旨かった。一息ついて事務所へ手続きに行くと、遠距離航海艇は一泊・500円の特別料金、またまた感激。さらにこの先、関門海峡までの航海計画の相談にも乗って頂きました。今夜はマリーナのジャグジー(マリーナ一望)+お魚割烹にお出かけ。楽しみですネ~。

 ナベさんの独り言: 楽しすぎてすっかり出来あがってしまいました、おやすみなさい。

2008年6月15日 (日)

夢と消えた魚三昧 大島・椋野港→柱島 11.5M

天候:rain  風:北西 5kt  9:00~11:20  

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≪講釈だけで収まらず、実技を見せる長谷川さん(右端)≫

P6150257  のんびり朝寝を楽しみ、起きてみると雨です。長期予報では今週中は曇りながらも雨は無し、と言っていたのに…。久し振りにオイルスキンの出番です。

 とはいってもキザッペは横着者の集まり。 ドジャーとキャノピーの間にキャンバスを張り、即席屋形船を気取ってやおらお隣の柱島に向け出港。真っ平らな海面が小雨に煙り、その中に大小の島々が朧に浮かび出ては霞んで消えてゆきます。揺れない、濡れない屋形船でこの景色を楽みながらゆったりと酒杯を重ねれば、さながら詩仙の心境に。柱島港は岸壁係留、アンカーでの槍付けを覚悟していましたが、居合わせた海上タクシーの船長が桟橋前の岸壁なら横付OKと声をかけてくれました。

P6150256 ここ柱島は漁業の島。超新鮮な魚三昧を楽しめると聞き、早速、偵察隊が勇んで出かけました。結果はナント空振り、小さな島なので、魚は予約客用以外は島外の市場に出してしまうそうです。そうなると大変です、船内の食糧でメニューを組み立てなければなりません。ここはナベさんの腕の見せ所、全員興味深々です。取り合えず昼食は、スパゲティミートソース。作り始めるとそれぞれが口を挟み講釈を始めます、ナベさん大混乱。いやはや夕飯はどうなりますか…。外の小雨は止みそうもありませんが、船内は相変わらず賑やかです。明日は沖ノ島マリーナ泊まりです。  

 ナベさんのひとり言: 無言。  

2008年6月14日 (土)

ゆったりとした心地よい港 倉橋島→周防大島・椋野港 16.5M

天候:cloud  風:西 3kt  8:00~10:30  

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≪昨夜のミーティング・少し暗いかな~≫

P6130253 昨夜もすっかり盛り上がり、キザッペに小田さんを引き止めてしまいました。朝帰りの小田さんに船内に溜まっていたゴミをお土産代わりにお持ち帰りして頂いてしまいました。散々お世話になりながら、ここまでお願いしてしまい、小田さんごめんなさい。 

 小田さんの見送りを受けてゆるゆると出航。瀬戸内は今日もベタ凪。鋤柄さんは全く揺れないキザッペから島々を見渡し、「この風景が楽しみたかった」とご機嫌です。長谷川さんは昨夜小田さんと検討したコースをチェックして、ラットのナベさんに指示を飛ばしています。賑やかに航海を楽しみ、10時過ぎ大島・椋野港に到着。港内の真ん中に巨大な浮桟、向かって左側に仮舫い。近くの漁師さんに聞くと、「そこは毎日2時間程度大型の漁船が荷降ろしに来るが、土日は市場が休みなので空いている、そこに止めればいい」とのこと、ラッキー。 

P6140254 早速、温泉に電話。4人まとまっているのでと迎えをお願いし、5時に桟橋まで迎えに来てくれることに(タクシーでは1,000円程度の距離)、またまたラッキー。燃料・買い物・風呂・食事・水(ポリタン)・トイレ総てOK。ここは小田さん推薦の港、さすがにクルージングの達人、良い港をご存知です、小田さん有難ォ~。

 ナベさんのひとり言: この先水の補給はしばらく望めない。今日のポリタンは重かったよ、水を大切にネ。

2008年6月13日 (金)

小田さん来艇、鋤柄さん乗艇、火山登山 下蒲刈島→くらはしうみの駅 19M

天候:cloud/sun  風:西 3kt  7:00~11:20  

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≪くらはし海の駅、温泉に近くお勧めです≫

P6130251_2 6時起床、ラジオ体操、7時出港の良い子の朝です。北側にある倉橋島まで、西風でルンルンのセーリングを期待したのですが、残念無風。メインセールが空しくはためいています。今日の泊地、くらはし海の駅は桂浜浦の正面右側砂浜の左端にある小さな舟溜まりです。 

 鋤柄さんが今日から乗艇します。昨日電話を頂いた小田さんが、「それなら広島に迎えに行き、船まで送ってあげましょう」と50kmもの距離をものともせずのお言葉。有難くお願いし、早速鋤柄さんに連絡、思わぬVIP待遇に鋤柄さんも大喜びでした。 

P6130249

 2時過ぎ小田さんと鋤柄さんが到着。まずは乾杯、早速今後の航海計画のアドバイスをお願いします。小田さんにとって、広島湾はほんの庭先、懇切丁寧に案内して頂き3泊4日の航海計画が決定。まだ日が高いので、鋤柄さんとナベさんは目の前の火山(ひやま)展望台に登り瀬戸内海を360度見渡そうと、トレッキングにお出かけ。本当に元気なお2人さんです。残りの3人は、ころ合いを見て小田さんの車で山頂の駐車場へお迎えに。こちらは楽チンでしたが、トレッキングのお2人は汗ビッショリ。下山後、温泉で汗を流してサッパリしたらまた乾杯。ヨット談義に花が咲きます。

 ナベさんのひとり言: ヨットマン山に登る?倉橋島の展望台火山を登山、瀬戸内一望の大パノラマ、いいなー。

2008年6月12日 (木)

歴史の島下蒲刈島へ 上蒲刈島→下蒲刈島 10.5M

天候:cloud/sun  風:西 4kt  9:30~11:40  

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≪由緒正しい江戸時代の屋敷で昼寝≫

P6120238  霧も晴れ、小雨も明け方には上がりました。上蒲刈島の反対側の宮盛りを目指し、9時30分の重役出勤です。汐の流れを気にしながら艇を進めていると、広島の小田さんから電話。小田さんは関東の蒲田さんに紹介を頂いておりました。「せっかくだから、同じ島でなく別の島にしたらどうですか、隣の下蒲刈島にも良い泊地がありますよ」とのこと。

 早速、方針変更。お勧めの下蒲刈島・蒲刈港に直行。お勧め通り、広い浮き桟橋はガラ空き。少し離れた漁協も「空いているところにどうぞ」とおおらかな返事。買物・燃料以外は難しそうですが、居心地はサイコーです。 

 散歩の途中、この島の歴史を説明ししてくれるボランテアのお爺さんに出会いました。かなりの高齢、しかも島言葉を早口で話されます。江戸時代・朝鮮通信使の上陸地点、明治・昭和の島出身の政治家・実業家、まるで日本国を支えてきたのはこの島のだと聞こえるほどの熱烈な郷土愛。一同思わず頷いてしまいました。説明通りに文化財指定の立派な建築物が至る所に保存されています。歩き疲れて、無料開放されていた文化財で一休みのつもりが、あまりの気持良さにウトウトとお昼寝、ナベさんに起こされ気が付けば3時過ぎ。天井が高く、風通しの良い日本建築の良さを再認識。小田さんに言われ、下蒲刈島に来て良かった。ところで、港前の食事処“舟飯・がんこ亭”での海鮮丼はお勧めできます。こちらに停泊したら是非試してみて下さい。

 ナベさんのひとり言: 一か月過ぎた。もう一か月なのか、まだ一か月なのか…。どっちでもいいや。 

2008年6月11日 (水)

霧の中の休養 上蒲刈島

天候:rain  風:無風   

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≪霧に閉じ込められたキザッペ≫

P6110234  昨夜、夜半に降り始めた小雨が朝になっても止んでいません。ハッチを開けると昨日の朝以上に世の中は真白、本格的な霧のシーズンの到来です。瀬戸内の霧はもう少し優しいかと侮っていましたが、大間違い。キザッペから300m先の対岸が全く見えません。これでは海上では何も見えず、とても航海はできません。今日を休養日にして大正解。

 午前中は少しだけ働こうと、船内の床掃除。終わって残りの時間で、調子の悪い電気保冷庫の修理に手を出しました。これでスケジュールを大きく狂わせてしまいました。原273因は12V電源系にあったのですが、不具合箇所が三つも重なり、モグラ叩き状態、時間ばかりかかってしまいました。 

 1時過ぎにようやく完了して、係留している県民の浜(案内図に右端に海の駅桟橋があります)施設内の温泉にザッブーン。海を一望にする展望風呂も乳白色のカーテンで目隠し状態。時間帯から、入浴客は地域のお年寄りだけ、それも80歳代の方で土地の言葉を早口で連射され、さすがのナベさんも会話がなかなか成り立ちません。 

 そのストレスを喫茶コーナーのママが癒してくれました。ナベさんと会話が弾み、さながら掛け合い漫才。同席のお客さんも加わり店内爆笑の渦、沈滞ムードのお店が一変します。ママは次々とサービス料理を出してくれます。今更ながらナベさんはホントに凄い人。昼間からすっかり盛り上がって、酒量もオーバーペース。そんな事で、ナベさんのコーナーはお休みです。

2008年6月10日 (火)

K&Kに導かれて… 大三島→かまかり海の駅 9M

天候:sun  風:北西 5kt  8:00~11:20    

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≪キザッペを先導して下さるK&K≫

P6100226  ハッチを開けると、世の中がボヤケています。いよいよ呆けがきたかとヒヤリとしましたが、正体は霧でした。この時期瀬戸内海は霧が発生しやすいのだそうです。三陸のそれのように5m先が見えないような濃霧ではありませんが、視程は1km程度、隣の島がよく見えません。航海には支障はありませんが、せっかくの風景が楽しめません、嗚呼残念至極。 

 朝食前に、“K&K”の石田さんから電話を頂きました。大阪泉大津“ブルーシーガル”の上田さんから紹介されていました。九州方面へのクルージングの帰り道だそうですが、「今、大崎下島のゆたか海の駅にいます。そこから1時間の距離ですが、ここで落ち合い目的地上蒲刈島・かまかり海の駅までご案内しましょう。私も音戸の瀬戸を抜けて広島に行きますので通り道です」とのこと。これがホントの渡りに船です。喜んでご好意に甘えてしまいました。 

P6100230 石田さん(左・2人目)は70代のオールドソルトバウスプリットを入れると38Fにもなる艇を長年シングルハンドで操り、現在でも西日本の海域を我が家の庭のように航行しておられます。瀬戸内海のことは、まさに生き字引。そんな石田さんから親しく教えを受けるチャンスが来るとは、実に幸せなことです。上田さんをはじめ泉大津の方は、皆さん自分の流儀を押し付けず、質問には出し惜しみせず何でも教えて下さいました。石田さんも温厚な人柄の中にシーマンシップが黒光りしているような方。かまかり海の駅に到着後、音戸の瀬戸の汐廻りの許される時間ギリギリまでの間、キザッペのこれからの航海について沢山のアドバイスをして頂きました。本当に有難いことです、心から感謝。

 ここ「かまかり海の駅」はパンフレット通りの素晴らしい所、難点は大西風に弱いことくらいですが、この時期はまず心配ないでしょう。明日はどうやら雨模様、設備の整ったここでノンビリさせてもらいます。

 ナベさんのひとり言: 汐の速さにビックリ、握っていたラットを思わず奥原さんに代わってもらう、大騒ぎの一日。オー怖い・コワイ。 

2008年6月 9日 (月)

仮免合格 内海フィッシャリーナ→大三島・宮浦 26.5M

天候:sun   風:北西 7kt  8:00~12:20    

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≪幅の狭い尾道水、道大型船もガンガン航行≫

P6090220 尾道水道を経て、神様の住む大三島までが今日のレグです。狭い水路、変針点の多さ、潮汐読み、どれをとっても難関です。そこで、ここをテストケースとして長谷川さんに総て任せることとしました。今日一日は長谷川さんがキャプテンです。彼の指揮でキザッペを運行します。長谷川さんは前夜から気合い十分、航路の選定・変針点の決定・潮汐表のチェックにと余念がありません。計画書の最終点検では100点合格、あとは航海実技を残すのみ。 

 尾道水道は本当に狭く、両手を広げれば届いてしまいそう、大型船が近づくと恐怖を感じます。長谷川さんのラット捌きの腕の見せ所です。ここを無事に通過すると、次は多島海域のスラロームが待っています。浅瀬と岩礁の連続、息を抜くことが出来ません。長谷川P6090223さんの緊張も一気に高まり、クルーの2人にもそれが伝わってきます。全員目を皿のようにして前方の海面を監視しています。計算通り汐を味方にし、常に1~1.5ktの連れ汐での航行、目的地の大三島の島影が見えて一同ホッとしましたが、宮浦港入口は全面2mの浅瀬、細い入港航路だけが10mレベルに浚渫されています。標識に従って慎重な舵取りが要求される場面です。ここも無事通過、最後は仮繋留場所の選定・風を読んでのアプローチ・舫い取りの指示だけです。事前の情報通りに右端の第二桟橋に出船のポP6090221ート着けにして完了。見事合格。ただし、本日は途中で質疑応答があり、完璧な単独航行とは言えないので、「仮免」です。 

 このあと漁協との交渉により、お宮のような立派な屋根のついた第一桟橋にシフト。水・電気は望めませんが、GS・大型スーパー・ホームセンター・風呂等すべて整っています。ゆっくりと昼食をとった後は、観光です。ここ大三島は日本総鎮守・大山祗神社があります。古代より多くの信仰を集めています。国宝の所有数では、ダントツの日本一と聞きました。当然、瀬戸内水軍の守り神です。全員で畏敬の念を込めてお参り。あとはお定まりの風呂~飯~ミーテング~寝る。明日はゆっくり起きて上蒲刈島を目指します。

 ナベさんのひとり言: いい風呂だった。港が楽しければ苦労も軽くなる・軽くなる。

2008年6月 8日 (日)

今日も思わぬ出来事 白石島→内海フィッシャリーナ

天候:sun   風:北西 6kt  8:00~10:00    

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≪阿武兎瀬戸の入り口に立つ阿武兎観音堂≫

P6080209 楽しかった白石島ともお別れです。湾口左の岩礁と弁天島の間、弁天島よりを通るように“さんちゃん”からキツク言われました。無事、舵取り岩をかわし一路鞆の浦沖に。

 海面は静かな油凪、EGの音が元気に鳴り響いています。昨夜の作戦会議で、繋留に難のある鞆の浦は涙を呑んで諦めることにしました。北側から仙酔島との間を通り、阿武兎瀬戸に入ります。瀬戸に入るとすぐに左手にマストの林が見えてきます。今日の泊地“内海フィッシャリーナ”です。久しぶりのマリーナ泊まりに皆ホッとしているようです。 

P6080212_2

 ここで思いもよらぬ素敵な出来事が起こったのです。ここのマリーナのモータークルーザーのオーナーS氏が、「どこから見えましたか」と声を掛けてくれました。お話をしている中で、鞆の浦を諦めた経緯になり、「それでは私の車で行ってらっしゃい」との嬉しいお話。遠慮を知らないキザッペは、お礼もそこそこに早速お借りしたBMWに乗り、鞆の浦観光に出かけました。

 元禄時代からの商家、養命酒のルーツ保命酒の蔵元、石造りの灯明台…、外せないのが澤村船具店。一言で言えば、5・60年前の横浜の中村船具店がそのまま現われP6080214た感じ、まさにタイムスリップでした。土産屋を散々ひやかし歩き、思いもよらぬ鞆の浦観光は楽しく終了。S氏に感謝を込めて最敬礼し、キーをお返しします。今夜の夕食は、昨夜白石島の原田さんに頂いたサザエと原田さんが潜って仕留めた黒鯛の豪華版です。頂きまぁ~す。

 ナベさんのひとり言: 7mを切る浅瀬の航行、水深計と睨めっこ。冷や汗ものでいよいよ内海に入った心地。ここはまるでクワバラ街道か。

2008年6月 7日 (土)

まったりとした休養日

天候:sun  風:感ぜず    

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≪民宿“さんちゃん”での盛り上がり

P6060204 昨夜はサイコーに盛り上がりました。原田さんファミリーの食堂兼民宿“さんちゃん”のスタッフと原田さんの仲間での交流会です。全員が白石の海の文化を守り育て、全国に発信しようとの取り組みを情熱を込めて話してくれます。その熱気に圧倒される思いで引き込まれてしまいました。本当にパワフルで熱っぽい人たちです。20080607210

 昨夜の残滓が若干残っている頭を朝の潮風が心地よく撫でています。早起きのナベさんが、「この辺の航路を教えてくれるそうです」と定期船のパイロットを連れて来ました。(ナベさんはホントに凄い人ですネ)それは有難いと早速桟橋の上にチャートを広げ、教えを受けます。チャートに出ていない浅瀬、急流海域…、そのかわし方、実に実践的です。約30分の質問攻めの最後は、明日向かう予定の仙酔島での繋留事情。答えは、“運が良ければ繋留可能、確実なことは言えない”というもの。仙酔島に係留し対岸の鞆の浦観光を企てているのですが、さーて…。P6070208

 ここ白石島に魅せられ住み着いた米国人(原田さんのお仲間)ポール&エミー夫妻からモーニングティーに誘われ、これまた有難くご自宅へ。ここでもポールが航路解説をしてくれますが、英語の得意な長谷川さんの独壇場、あとの二人は内容を半分理解するのがやっと。それでも美味しいコーヒーをシッカリ頂き、国際交流は和やかに終了。 後はすることがありません。今夜の夕食(さんちゃんの魚)に備えて胃袋の休養です。

 ナベさんのひとり言: 静かにコックピットでハワイアン音楽を流す。のんびりな一日。

2008年6月 6日 (金)

予期せぬ出迎え、最高の一日 本島→白石島 14.5M

天候:sun  風:東 13kt  8:30~11:20  

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≪白石港で原田さんを囲んで到着休憩≫ 

P6060197 アンカーで苦労した本島港を8時30分出港。一路、白石島へ。天気は快晴、風はポート・アビーム、海面は真っ平ら、波もうねりも有りません。次から次へと島影が現われては遠ざかって行きます。これぞ瀬戸内のセーリング。ご機嫌のセーリングが約2時間半、全員ルンルン気分。あっという間に白石島に到着。

 デットスローで入港すると、入口岸壁の先端から声が。「妹尾さんから聞いています、原田です、ようこそいらっしゃいました」。

P6060198 “妹尾さん”とは須磨YHの前川さんから、“ヨット乗りにとって瀬戸内海で最も頼りになる男・瀬戸内アンカーリングネットワークの主催者”と紹介されて、電話で御挨拶したきりです。白石島に寄港することは話していません。それがこの出迎えです。原田さんの誘導で、最高の浮き桟橋に横付繋留させて頂き、早速生活関連の施設を教えてもらいます。聞けば、コースから見て、もしかすると白石島に入るかも…と連絡が入ったそうです。本当にすごいネットワークに感激。昨夜は風呂なし、今夜は風呂と海の幸。最高の一日です。

 ナベさんのひとり言: 念願の瀬戸内クルージング、パラレル走行で白石島へ。絶景に感激。

2008年6月 5日 (木)

アンカーに始まり、アンカーに終わる 土庄→本島・泊港 25M

天候:cloud/sun  風:北東 13kt  8:00~12:20  

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≪なかなかアンカーが決まらず狭い港内をグルグル≫

P6050190  雨の中を出港です。昨日まで好天の中を陸で遊び呆けていた報いでしょうか。アンカーを揚げる段になって、さらに大きな報いが…揚がらないのです。

 ナベさんと長谷川さんが束になってやっとチェーンの半分まで揚がりましたが、ここまでが精一杯。モニターロープも効果をあらわしません。ダンホースアンカーのストックごと海底のロープを拾っているようです。実はこのアンカーは友人からの借り物、アルミ製で軽量、でも効きは十分、港内のワーキング用にと三拝・九拝して借用して来たのです。簡単に諦める訳にはいきません。マイッター、とその時、「どうしたー」と陸から声がかかります。見送りに来た三枝さんです。「揚がらのんかー」。先日アンカーワークで 「まだまだじゃのー」と言われたばかりなのに…。かっこ悪いけれど仕方がありません…「ロープを拾いましたー」。とたんに何も言わず、ご自分の40Fを越える遊魚船の舫いを解き、キザッペの脇にピタリ。「ラインをよこせ、離れていろ」。言うことに無駄がありません。電動ウィンチで引き揚げ、見る間に問題解消。有難うございます、最後の最後まで面倒を見てもらってしまいました。

P6050195 やっとの事で土庄港を出港、東の順風を受け、雨に煙る瀬戸内航海が続きます。視界のきかない中、大型船の航路脇をすり抜けるようにゆるゆると進み、昼には本島港へ入港。ナベさんの漁協交渉により、すんなりと横付け繋留。ところで昨日は大潮、ここの汐高差は約3m、現在の水深3.4m、これから最低水位までは1.4m下がる計算。残りは2m、キザッペの水深は1.8m、これでは怖くてたまりません。他に深そうな岸壁はありません。残る手段は槍付にして岸壁から離すしかありません。意を決してアンカー打ちです。今朝がたの悪夢が全員の脳裏をかすめるのか、もう一つ気合いが入りません。ここは底質が厚く柔らかな泥のようで、アルミのアンカーが刺さらずなかなか効きません。打ち直すこと4回、これではダメと諦めて、最後は重いブルースアンカーに替えやっと槍付、繋留完了。ツカレマシタ。

 ナベさんのひとり言: 毎日々々新鮮な日々、今日は今日で大雨の中を帆走る。これもまた楽しいんだな~。

2008年6月 4日 (水)

小豆島観光+出港準備+ナベさんマジック

天候:cloud/sun  風:南東 10kt   

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≪山頂から渓谷を見下ろし、遥かに瀬戸内。寒霞渓の絶景です≫

P6040176 泊地の情報です。土庄港は土淵海峡(世界最狭とギネスブックに登録されています)の西側入り口に位置しています。当初予定していたところは、海峡を奥に進んでさらに狭くなり、左に直角に曲がった右手の岸壁。しかし、港湾案内によると手前の水門前あたりがかなり浅そう。最微速で侵入しているとキールが砂を噛んだ様な感触。慌ててバックし事なきを得ました。その後あたりをウロウロ、結局海峡に入って最初の右側にある船溜まりの遊魚船に横抱きさせて頂きました。スーパー・ホームセンター・風呂(オオキド・ホテル)徒歩12分。燃料は配達可、陸電なし、水は民家へのお願い次第では可。この船溜まりには飛び込みでの繋留は難しそうですが、1・2か所の空きもあるようですので、運良く土地の人と出会えれば…、と言うところでしょうか。 

P6040184 今日は長谷川さんのリクエストで、レンタカーで小豆島観光へ。日本三大渓谷の一つ寒霞渓・二十四の瞳の分教場…。次々に小豆島の観光名所を巡り、日暮にはキザッペにお帰りです。(左・長谷川、渡部、奥原)

 最後には、食糧の調達と使い果たした水のポリタン補給の苦役が待っています…が、またしてもナベさんのマジック。なんと近くの民家からホース給水の承諾を頂いて来てくれたのです。重いポリタンを運ぶ給水とは天と地の違いです。全員万歳三唱モノでした。夕方、三枝さんがお見えになり「明日はどこまで行くのか?」と質問されたので、「8時に本島に向けて出港予定」と答えると、「そこは…」と航路の詳細な説明をして下さいました。これで明日も安心航海です。

 ナベさんのひとり言: 島時間で、時の過ぎゆくままに遊びまくる。明日は明日の風が吹く?

 

2008年6月 3日 (火)

今日もグータラな一日

天候:rain/cloud  風:無風    

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≪朝3時から取り組んだそーめんの出来具合を確認する三枝さん≫

P6030168 昨日の雨が夜中には一層激しさを増していましたが、明け方からはすっかりおとなしくなっています。今日は三枝さんのお勧めでそーめん工場の見学をさせて頂きます。原料の小麦粉から生地作り→伸ばし→乾燥→切断→ラッピング→包装→出荷。この工程をすべて自社工場内で行っています。中でも、そーめんの出来に最も大切なのは乾燥工程だそうです。高温を加えての乾燥は速く仕上がる代わりに、大切な風味・食感が損なわれてしまうとのこと。ここでは時間がかかっても低温での乾風乾燥にこだわっています。「海の男は陸の仕事でも手抜きをしない」の見本のような人です。 

 工場を出るころには雨もあがり傘要らずに。昼は三枝さんのご指導で本場の“にゅーめん”です。味を調えたゆで汁に野菜をドンドン入れて、煮えたところにそーめんを入れ、1.5~2分で器に盛り付け、アツアツを供します(茹で過ぎには十分注意)。簡単手間いらず水も使わずヨットには最適。野菜からのうま味とそーめんの食感が調和し、これは体も心も温まるおいしさです。あとは、買い物・コインランドリー・今日から再乗船の長谷川さんをお迎して・そのまま温泉、気楽な毎日です。

 ナベさんのひとり言: 社長考案のにゅーめん。おいしいョ。クセになりそう。

2008年6月 2日 (月)

そーめんの一日

天候:cloud/rain  風:無風    

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≪思いもよらぬ交流のひと時。(右から、三枝氏・渡部・楢橋・奥原)≫

212 はっきりしない空模様です。そろそろ梅雨入りでしょうか。昨日の方が「約束のそーめんじゃ」とそーめんを一山差し入れ。有難く頂きました。名刺交換でお名前は三枝さんと判明、会社は“サンユゥーてのべ本舗”。「そーめんと言えば関東では揖保の糸が著名ですが」と水を向けると、あれは組合員約100軒の集合ブランド。それぞれの製麺所が出荷し組合が一括販売をしている物とのこと。ここ小豆島にも同様のブランドはあるそうです。三枝さんは「お客様に顔の見える本物のそーめんを」と自社製麺・自社販売を守っているそうです。そーめん作りにかける情熱は昨日の海話以上、素人の私たちにそーめん作りの苦労・喜びを熱く語ってくれました。そのエネルギッシュなこと。とても70歳とは思えません。 

211 話が盛り上がっているとポツポツと落ちて来ました。雨の中を楢橋さんが自宅にお帰り、次の乗艇は20日です。入れ替わりに明日長谷川さんが乗艇します。お昼は頂いたそーめん、さすがモッチリとした本物の食感、乾麺特有のぱさ付き感がありません。三枝さんの情熱がこもった美味さです(お取り寄せ可0879-62-1574)。夜は送迎バス付きのオリーブ温泉でゆったりしますか。

 ナベさんのひとり言: 今日はお休み。ア~有難い、かたじけない、勿体無い、の一日。  

2008年6月 1日 (日)

今日から瀬戸内海 翼港→土庄 54M

天候:sun  風:凪  7:00~15:30   

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≪明石海峡に侵入≫

205 いよいよ明石海峡を越え、瀬戸内海に侵入する時がやって来ました。6時起床・7時出航の約束が、全員5時頃からゴソゴソ、やはり緊張しているのでしょうか。海峡の汐止まりが8時7分、キザッペの入口到着は7時50分、狙い通りです。橋下の通過は、十分すぎる橋桁高でもやはり良い気持ちのものではありません。海峡航路を抜けると海面一杯見渡す限りにウンカの様な釣り船の大群が待ち伏せています。今日は日曜日、絶好の釣り日和、さらにここは明石鯛のメッカ、瀬戸内中の太公望が押しかけて来ているようです。一艘々々かわして行くのも大変で、ラットを握るナベさんも「何とかならないかねー」とあきれ顔。 

209 今日の昼食は当初男鹿島に立ち寄り青井壮を予定していましたが、前夜のアルコールに負けて予定変更、つつましやかに船内食。海は無風・波もうねりもありません、キャノピーの下で音楽を聴きながら瀬戸内の島々を眺めていれば、王侯貴族にでもなった気分。皆、大満足の瀬戸内航海の第1日目でありました。(特に楢橋さんはご満悦の様子) 

 到着した泊地、小豆島の表玄関・土庄では様子が判らずウロウロしていると、地元の船から手招き、「わしの船に着けろ」と超親切。有難くお言葉に甘え、横抱きにさせて頂きました。 艇を固めて御挨拶、なんと小豆島名産・そうめん製造会社元社長。今は息子に任せご自身は顧問に退き船遊び三昧で、昨日広島・宮島から帰ったばかりとのこと。元々は遠洋航海に出ていた漁師だそうで、筋金入りの海の男といった風格。キザッペのアンカリングを見て、「まだまだじゃのー」。明日の昼はそーめんを持って来てやると言い残してお帰りに。 

 ナベさんのひとり言: 小豆島と言えば ♪タリラ・リラ・ルーラ~♪ オリーブの首飾り。

     

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